声優界における“パロディ”の厳重さ
粗品 今回のアフレコはいかがでした?
杉田 またカフェラテのふたりを演じられてよかったなぁって。出演しているアニメの続編が作られないと、演じられなくて、声優としてはすごい悲しいので。せっかく彼らがこの世に生まれてきてくれたのに、出る機会が失われるなんて悲しいじゃないですか。
粗品 めちゃくちゃアツいじゃないですか、杉田さん。ちなみに、『サンパチスター』ではアドリブ入れておもしろくしてくれたじゃないですか。普段の現場でもされているんですか?
杉田 しますね。たとえば自分がツッコミ役のコメディで、ボケる人がおもしろかったりすると、ふと本番でアドリブが湧いたりするんですよ。だから、ギャグシーンを別録りするのってマジで大変で。なるべく一緒に録りたいなって。
粗品 かけ合いたいっていうのがあるんですね。
杉田 もちろんそうです。ボケがあってこそツッコミが活きるし、逆も然り。
粗品 本番中にノッてきて、アドリブで盛り上がって……っていうのにならないときもあるんですか?
杉田 ありますよ。「他社のネタだし、パッケージに残せないからそういうのは言わないでね」って監督に怒られるとか。
粗品 そういうパロディ言ってるんでしょ(笑)。
杉田 どのへんまでバレないかな?って。
粗品 けっこうバレますよ!(笑)。今回の収録でも出てましたから。でも、そういうパロディネタって芸人だったらそんなに気にならないんですけど、やっぱりアニメは厳しいんですね?
杉田 こんな言い方したらアレですけど、なんのために著作権があるのか?って話になってきますよね。厳重に扱って、パロられる側だから価値があるっていうか。そうでありたいなって思います。
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