さくらしめじインタビュー――本質を視て、考えて、言葉にする。ふたりだけの表現を鳴らすために

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2020.6.29

こだわりがギターをもっと楽しくする

――おふたりともギタリストの手をしていて感動しました。

髙田 ギタリストの手、ですか。

――右手は指弾き用に爪を伸ばしてあるし、左手は指盤を押さえる用に爪がきっちりそろえらている。

髙田 結成当時、ギタリストの方に教えてもらったんです。それからずっと意識してますね。

田中 ツーマンライブでご一緒させていただいた、大石昌良さんも爪を伸ばしてたんですよ! しかも、しっかりネイルで固めてて。それに憧れて、彪我は「高校卒業したらネイルしたい!」ってずっと言ってます(笑)。

髙田 そう! めちゃくちゃやりたい。

――楽器屋さんにも、爪を強化する用のネイルが売っていたりしますもんね。

髙田 粉をつけて補強するやつも。

田中 プラスチックの粉をね。

――卒業したのでできるじゃないですか。

髙田 気づいたら、爪がジャキンってなってると思います(笑)。

――ピックにもこだわっていますよね。

髙田 自分たち用に作ったオリジナルなんです。

田中 “さくらしめじ”って文字が入ってるのは一緒なんですけど、材質も厚さも違ってて。僕のが0.75mmくらいで、彪我は0.8mmだっけ。

髙田 そうそう。ちょっとだけ僕のほうが厚くて、素材はべっ甲。雅功と比べてストロークの力が少し弱いので、厚いのを使ってます。

――すごいこだわり……。

田中 それこそEBiDANで言ったら、数少ない楽器を使うユニットなので。そういうところには、こだわりが出るかもしれないですね。

髙田 僕らもギターを始めたてのころは、どれを使っても変わらないんじゃないかと思ってました。最初は薄いピックを使ってましたし。

田中 0.6mmとかだったよね。厚さや材質を考えず、色で選んでたな……。

髙田 でも、実際は種類によってまったく違う音が鳴るんですよね。それに気づいてから、ギターを弾くことがもっと楽しくなりました。最近気がついたのは、弦も種類によって全然違う音が鳴るってこと。

――何を使っていらっしゃるんですか。

田中 僕はだいたいエリクサーです。

髙田 僕はダダリオで、2パック入りのお徳用。お金が貯まったときは、たまにサバレスっていうちょっと高めのを買ったりしてます。

田中 2年前くらいだっけ? 彪我が「結局何が一番いいんだ」って、弦を探す旅に出たんですよ。でも、結局スタートと同じダダリオに収まって(笑)。

髙田 あったね(笑)。

田中 そういうチャレンジをいろいろできるから、ギターは楽しい。弦の種類を変えるだけで、本体は一緒でも新しい気分になれる。だから、こだわりたくなるんでしょうね。

――先ほど「自分のしたいことがわかってきた」とお話されていましたが、それってどんなことですか。

田中 ライブでどういうアレンジをするか……とか。結成当初はバンドメンバーの演奏に僕らが乗っかることが多かったんですけど、高校に入ってからは自分たちで「こういうふうに弾いてほしい」って希望を出したりしてます。作っていく楽しさに気づいた感じがありますね。

――なるほど。

田中 あとはDTMもそうですね。パソコンを買ってやり始めました。今までは弾き語りで曲を作ってたんですけど、ドラムとかも自分でつけられたら楽しそうだなって。やってみたら、想像以上に楽しかったです。

――彪我さんも何か新しく始めたことってありますか。

髙田 ピアノでの曲作りですかね。お年玉で買ったキーボードを、猛練習中なんです。深夜にひとりヘッドホンをつけて……(笑)。ギターで曲作りをすると弾きやすいコード進行に寄ってしまうので、その解消につながったらいいなって思ってます。あとは、DTMも始めたい! まだパソコンを買えないので、iPhoneのGarageBandでコツコツやってるんですけど……。

田中 これがわりとクオリティ高いんですよ! 「たけのこミサイル」は、その打ち込みがもとになった曲なので。

――雅功さんはDTMを極めて、彪我さんはピアノを極めると……。

田中 僕としては、彪我がDTMを始める前に進んでおきたいんですよね……。彪我が機材をゲットしたら、すぐに追い抜かれちゃうと思うので(笑)。うかうかしていられないです。

本質を視る、考える、言葉にする


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