『PRODUCE 101 JAPAN』を追う――「円神-エンジン-」インタビュー【後編】新時代の表現を作る9人に迫る

2020.6.17

文=坂井彩花 写真=山口こすも
編集=森田真規


2020年6月15日、突如始動が発表されたステージクリエイトプロジェクト「円神-エンジン-」。2019年に社会現象を起こしたアジア最大級のオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』練習生9人が中心となって立ち上がった、“歌×ダンス×芝居”で魅せる新しいステージとなっている。

今回は「円神-エンジン-」の始動を記念したインタビューを決行。後半ではA.rik(エーリック)、宮里ソル、中谷日向、中本大賀の4人に話を聞いていく。『PRODUCE 101 JAPAN』のころから強みを活かして輝いていた、その自然体な素顔に迫った。


「その人のように生きたい」が尊敬

――“憧れの存在”を通して、皆さんの目指している姿や将来のビジョンなどについて、お伺いできればと思います。では、まずA.rikさんからお伺いできますか。

A.rik 僕のこと知ってますか……?

――存じ上げてますよ(笑)。制作されていたアパレルも素敵だなぁ……と眺めていました!

A.rik めちゃめちゃ知られてる……! 僕は昔から、ジャスティン・ビーバーに憧れています。歌もそうですけど、魅せ方が本当にすごいと思ってて。子供のころと大人になってからで、違う魅力があるじゃないですか。あと、僕には少しスキャンダル願望があって……。

――え、そうなんですか!

A.rik あはは、冗談です(笑)。そういう大胆なところも含めて、憧れているのは本当ですけど。

――A.rikさんって、自己プロデュース能力が高いと思うんですけど、それもジャスティン・ビーバーの影響があるんですか。

A.rik 目標にはしていますけど、彼から何かを得るという感じではないですね。魅せ方で参考にしているのは、海外のインスタグラマーさん。写真の撮り方とか勉強しています。

A.rik(エーリック)沖縄県出身、26歳。趣味は洋服リメイク、ダンス、歌。特技はダンス、ピアノ。
ツイッター @Sho3s2 インスタグラム @erkfdl

――中谷さん、いかがでしょう。

中谷 韓国のアイドルなんですけど、ASTROのチャ・ウヌさん。

宮里 あー、かっこいい!

中谷 韓国のアイドルに興味を持ち始めた、高校3年生のころから好きなんですよ。アイドルをしつつ演技やモデルもこなし、僕がしたいことを全部こなしている感じがするので。まとっている雰囲気とか、すごいリスペクトしています。

――仕事内容だけだと同じような活動をしている方もほかにいると思うんですけど、ウヌさんが特別な理由ってなんですか。

中谷 言葉じゃ表せないオーラというか。ほかにもかっこいい人はいっぱいいるんですけど、すごい惹かれるものがあります。その中でも、自分が「こうなりたいな」っていう……顔。

宮里 顔やん(笑)。

中谷 正直に言ったら、顔ですね(笑)。

――ビジュアルも大事ですよね!

中谷日向(なかたに・ひゅうが)大阪府出身、21歳。趣味は韓国ドラマ、韓国アイドル、海外旅行、フィルムカメラ、ファッション。特技はダンス、メイク、行動力、地図があればどこにでも行ける。
ツイッター @hyuga_915 インスタグラム @nakatanihyuga

中本 僕は『PRODUCE 101 JAPAN』へ出るきっかけとなった、UNIQのチョ・スンヨンさんにめちゃめちゃ憧れています。ほかの練習生に引けを取らない、圧倒的なパフォーマンス力。歌もダンスもラップも完璧にこなす姿に惹かれました。また、彼の諦めない姿勢は「何事もやってみてから、できる・できないを判断する」という自分の生き方ともマッチしていて。すごく尊敬しています。

――今後は、どんなことをしていきたいですか。

中本 歌は自信があるので、ダンスやラップに挑戦していきたいです。ゆくゆくは雑誌の表紙も飾りたいし、まだ経験していないことをたくさんやっていこうと思ってます。作詞・作曲もがんばりたいですね。

――自粛期間中は、制作活動をされていたんですよね。

中本 一応(笑)。何もない状態から1曲作るのに、40時間くらいかかりました。

宮里 40時間って、ずっといじっている時間ってこと?

中本 そうそう。1日8時間くらいやって、5日間で仕上げたかな。大学の課題を夜までやって、夜10時くらいから朝の4時までやる感じ。

宮里 1日8時間ってすごい!

――制作は何を使ってされていたんですか。

中本 「GarageBand」っていうアプリです。全然弾けないピアノも弾いて、歌いたいメロディーをはめてイチから作っていきました。歌詞は5時間くらいで書けたんですけど、作曲は本当に大変。全然進まなくて、イライラしながらやっていました(笑)。

――ラストは宮里さんですね。“憧れの存在”は、どなたになりますか。

宮里 今のところ、憧れの存在や目標にしている人は決まっていなくて。「その人のように生きたい」って思うのが、“尊敬”じゃないですか。でも、テレビに出ている人ってテレビの中でしか見たことないし、実際の姿はわからない。関わってみないと、本当の意味で尊敬ってできないと思うので。これから尊敬できる先輩方を、どんどん作っていけたらいいですね。

――なるほど。活動の主軸は、どこに置きたいですか。

宮里 アーティスト活動もしてみたいし、演技や作詞・作曲、絵や服の制作もしてみたいですね。欲張りなんで(笑)。いろんな場面で自分のことを表現できる表現者になりたいです。

それぞれの“表現”を持って


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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