グループ最年少、かつてはHIROいわく「反抗期だった」佐野玲於は今、「自分もHIROさんのようになりたい」とまっすぐ口にした。10代のころにダンスで生きていくことを決めた彼は、昨今のダンス&ボーカルグループの隆盛に心を躍らせている。それでも自分たちの表現が一番カッコいい、そう信じて彼は今日もステージに立つ。
GENERATIONSの80ページ総力特集が掲載されている『クイック・ジャパン』vol.169より、ソロインタビューの一部を特別に公開する。

若い世代に語り継がれるパフォーマンスを
佐野玲於(さの・れお)
1996年1月8日生まれ、愛知県出身。後進の育成に力を注ぐHIROを見て、「今はもう第一線で踊っていなかったとしても、心はダンサーのまま。こういう道もあるんだとわかりました」と熱く憧れを語った
──ここ最近、ボーイズグループの活躍が増えてきたことに関しては、どのように感じていますか。
佐野 うれしいですね。俺はまだ27歳なんですけど、15歳のときにグループを結成しているので、芸歴が12年になるんです。芸歴12年って、けっこう長いじゃないですか。そうすると、小学生や中学生のころにGENERATIONSを見てくれていた子たちが、タレントになっていることもあって。
ファッションのイベントやテレビ局でお会いすると、「ずっと見てました」って声をかけてくれるんです。めちゃくちゃいるから、おべっかなのかなと思うくらい(笑)。やってきたことを見てもらえていたのも単純にうれしいし、「GENERATIONSを見て自分も表舞台に立ちたくなった」と言ってくれる子もけっこういるので、つながっているんだなと思えて。
こないだなんて、海外アーティストのライブに行ったら、韓国の事務所に所属している有名なグループの子に「ずっと見てました」って声をかけられましたからね。そういうのって、うれしいじゃないですか。偉そうなことは言えないし、彼らに何かを与えたなんて思っていないですけど、自分のやってきたことの意味がほんの数ミリでも生まれていたらうれしいですよね。
まだまだスタートラインみたいな気持ちですけど、キャリアを重ねてきてGENERATIONSをやる意義もどんどん変わってきているというか。自分より若い子に、きっかけを作れるような存在になりたいという思いは、どんどん強くなってきました。自分もいろんな人やアーティスト、ダンサーとかからきっかけをもらいましたからね。
──まわりのグループから声をかけられる機会が増え、誰かに影響を与えてきたのだと認識するようになったことで、活動する意義も変わってきたと。
佐野 それもありますけど、一番大きいのは年齢ですね。単純に歳を重ねたことで、意味のあることをしたいという想いが、どんどん強くなってきている。せっかくなら、意味のあることをしたほうが、価値があると思うんです。強烈なインパクトを残して、ずっと覚えていてもらえるって、表現者冥利に尽きるじゃないですか。
何枚売れたとか何回聴かれたみたいな一過性のものじゃなく、「あのときのあの表現がヤバかった」って語り継がれていくものって、ずっと死なない。いまだに自分も、子供のころにビデオで観たアメリカのダンサーの衝撃を覚えていますし、そういうのってやっぱりいいなって思いますね。
──それこそ、佐野さんに影響されてこの世界に入ってきた人は、素晴らしい才能を輝かせそうですね。
佐野 どうなんでしょうね(笑)。ただ、今の日本のダンス&ボーカルシーンは、素晴らしいですよ。日本人はダンスに宿る精神性がすごく高いので、育てるのもうまいし、育つのも早い。自分のわかる範囲だと、ダンスは本当にやっている人口が多いですし、うまい子も多いですね。EXPGに通ってアーティストを目指していたけど、「なれなそうだな」と思って辞めたあとに、ほかの事務所でデビューした子もゴロゴロいます。
EXILE HIROへの憧れ
──今後のGENERATIONSは、どのようなところへ向かって進んでいくのでしょうか。
佐野 デビュー当時からずっと言っていることですけど、誰もが知っている存在になりたいですね。なかなかなれないんですよ。SMAPって誰もが知っているし、たいていの人が全メンバーの名前を言えるじゃないですか。だから、本当にうらやましいですね。自分たちはまだまだ有名じゃないし、そもそも「GENERATIONSって何?」っていう人のほうが大多数なので。国民的アーティストを目指したいですよね。
──佐野さん個人としては、10年後はどのようになっているのが理想ですか。
佐野 自分はLDHのエンタテインメント環境が好きだし、組織にすごく助けられて生きていく道がガラッと変わったから、もっと貢献していきたいと思っています。HIROさんのことがすごく好きだし、同時に憧れでもありますからね。HIROさんも最初はダンサーから始まって、グループをやって解散して、またグループを始めて今に至っている。エンタテインメントというものが大好きで、社長としてプロデューサーとして信念でエンタテインメントを作り続けている。自分もそこを目指したいですね。
現段階で走っているいろんなエンタテインメントに関するプロジェクトにも関わり続けたいですし、将来的には自分でグループを作りたいと思っています。
GENERATIONSはなぜ「未来を信じられる」のか?
2023年12月13日(水)より発売中の『クイック・ジャパン』vol.169は、GENERATIONSとFANTASTICSのW表紙。表紙&第1特集では、10年という月日がGENERATIONSに与えた逆境と試練を振り返り、合計3万字のソロインタビューなど充実のコンテンツで<それでも「未来を信じられる」理由>を紐解く。
『クイック・ジャパン』のECサイト『QJストア』では、7人のソロ表紙風デザインの大判ポストカードが1枚セットとなる限定特別版を販売中。

※サイズは『クイック・ジャパン』と同じA5版、7種類から1枚がランダムでセット
※誌面は通常版と同内容
【総力特集】GENERATIONS それでも未来を信じるか?
10年という月日がGENERATIONSに与えた逆境と試練を振り返り、それでも彼らがまっすぐに未来を信じる理由とは。充実のソロインタビューなどで7人の本音と魅力を紐解く。
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ニューミニアルバム『beyond the GENERATIONS』11月21日発売
『GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST“』『GENERATIONS LIVE TOUR 2023 ”THE STORY”』と、ふたつのツアーを開催するGENERATIONSの初のミニアルバムが11月21日に発売。DVDにはミュージックビデオや『D.U.N.K. Showcase DAY3 (c)NTV』のパフォーマンス映像を収録。
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