『キングオブコント2022』を暗転から明転まで味わい尽くすラジオ、配信まとめ。反省会、振り返りまでが賞レース!

キングオブコント2022反省会

文=釣木文恵 編集=アライユキコ


ビスケットブラザーズの優勝で幕を下ろした『キングオブコント2022』。大会が終わっても楽しみはまだまだ終わらない! 審査員や関係者、芸人たちの大会振り返りコンテンツを『キングオブコント』を愛するライター・釣木文恵が昨年につづきピックアップ、記事下最後の関連リンクに紹介した番組リンクがまとまっています。


小沢一敬の芸人愛『月曜The NIGHT』

まずは各賞レース後の振り返りといえば! な『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)の「#289キングオブコント振り返りSP」。クロコップ、かが屋、いぬ、や団、ニッポンの社長が出演。オンラインでつないでいるニッポンの社長・辻が部屋を“暗転”させたり、ネタ披露時にや団がセットを破壊したりと見どころの詰まった2時間。この企画を成立させているのはなんといっても小沢一敬の若手芸人に対する広い知識と深い愛。や団に対して「来年優勝してその賞金で(破壊したセットを)直しに来てよ」という粋な約束は実現するだろうか(10月17日まで無料視聴可能)。

芸人MCが引き出す素顔『ちょいさき』『ラジオショー』

大会翌日のフレッシュなコメントを聞けるのが10月9日放送の『ちょいさき』(NACK5)。気心知れたトンツカタン森本晋太郎がMCとあって、最高の人間、クロコップの2組が飾らない言葉で本番の緊張や興奮を語っている。岡野陽一が人心掌握テクニックを駆使し、ネタを直前まで練っていたエピソードがおもしろい。クロコップ荒木好之考案の架空の格闘技アラカクの話題を深掘りするトークはほかではなかなか聞けない(10月16日までタイムフリー聴取可能)。

『ナイツ ザ・ラジオショー』10月11日放送分では、13時台にや団、14時台に最高の人間・岡野、15時台にロングコートダディが。や団は中嶋享の“金を貸す才能”について語り、岡野はユニットの今後について真剣にナイツに相談。ロングコートダディの時間では、コントに登場する料理人の得意料理や性格など、(おそらくその場で考えたであろう)裏設定が次々明かされた(10月18日までタイムフリー聴取可能)。


『う大脳』で大会をもう一度

『キングオブコント2022』本編をじっくり見返すときのお供にしたいのが『う大脳』(YouTube)の「祝・ビスケットブラザーズ! 6代目王者と見るキングオブコント2022」。こちらは放送時にリアルタイムで生配信していたもののアーカイブ。今回は比較的ゆるっと感想を語っているが、『キングオブう大』(ABEMA)などでその批評眼が広く知られているかもめんたる・岩崎う大のコメントと共にコントを観るとまた違った視点が得られる。有料ではあるが、noteではたっぷりと各組にコメントをしていて、合わせて読むと、各コントのおもしろさがより深く感じられる。

祝・ビスケットブラザーズ!6代目王者と見るキングオブコント2022

Paravi『大反省会』&かまいたち山内のブログも

全組の大会直後の様子が見られる『キングオブコント2022 生・大反省会』はParaviで配信中。MCのバイきんぐ・西村瑞樹と東京03・豊本明長に褒められて喜ぶファイナリストたちの姿が見られる。キングオブ前説・バイク川崎バイクとのやりとりもいい。会場であるキャンプ場がコントの設定と重なり過ぎているや団をはじめ、反省会であっても笑いを起こそうとする各コンビの仕掛けに注目を。

また、審査員のひとりであるかまいたち山内健司が、公式ファンクラブ「OMAETACHI」(月額500円)内のブログで1戦目とファイナルステージに分けてひと組ずつ丁寧に振り返っている。「ここがよかった」「こうしたらいい」といった端的な言葉からは、それぞれのコントについて自分なりの軸で冷静に評価している様子がうかがえる。

オープニングに携わったR-指定の感慨

『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』(10月10日放送)では、話題を呼んだ梅田サイファー書き下ろしのオープニング曲についてメンバーのひとりであるR-指定が話している。図らずも特別な意味を持ってしまった「暗転から明転」というフレーズのことも。お笑いファンが「あのコンビが決勝でコントを披露するなんて」と胸いっぱいになるのと同じように、「大会がteppeiさんの声から始まるなんて」とふたりが感慨深げにしていたのが印象的(10月17日までタイムフリー聴取可能)。

そうそう、チャンピオン・ビスケットブラザーズの声はおそらく13日更新の『ビスケットブラザーズ バースデースーツラジオ』(YouTube『ビスケットブラザーズチャンネル』内)で聞けることだろう。

さまざまな人の視点を通じた振り返りで自分とは違った見方を知ることは、賞レースをより深く楽しむひとつの方法。3000組を超える芸人たちが人生をかけて戦うキングオブコントを、大会後も隅々まで楽しみ尽くすのはお笑いファンの醍醐味だ。

野犬/ビスケットブラザーズ
ぴったり/ビスケットブラザーズ

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釣木文恵

(つるき・ふみえ)ライター。名古屋出身。演劇、お笑いなどを中心にインタビューやレビューを執筆。

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