2000年代の初頭に生まれた「セカイ系」という言葉は、「主人公の自意識の問題と、<世界の終わり>のような破滅的展開が短絡的に結びつけられる」作品への揶揄的な表現として使われてきた。しかし2022年現在、スマホゲームや広告などで再び「セカイ」という表記が頻繁に使われるようになっている。そこから汲み取るのことのできる現代のリアリティとは? 文筆家・北出栞が2020年代のアニメ作品から、セカイ系の新たな様相を探る。 ※この記事は『クイック・ジャパン』vol.159に掲載のコラムを一部修正の上転載したものです。
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『シン・エヴァンゲリオン劇場版』
企画・原作・脚本・総監督:庵野秀明
声の出演:緒方恵美、林原めぐみほか
配給:東宝、東映、カラー
Amazon Prime Videoにて見放題独占配信中
(C)カラー/Project Eva. (C)カラー/EVA製作委員会 (C)カラー関連リンク
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