SOLIDEMO&UNIONE【ボーイズグループ最前線2022#4~“ひと聴き惚れ”注意~】

2022.5.2
SOLIDEMO&UNIONE【ボーイズグループ最前線2022#4~“ひと聴き惚れ”注意~】

文=坂井彩花 編集=森田真規


音楽チャートの上位に、さまざまなボーイズグループの名前が並ぶ時代になった。男性アイドルの代名詞であるジャニーズ事務所や着々とカルチャーを作ってきたLDHはもちろん、新旧問わぬボーイズグループが堂々と肩を並べる。2022年とは、そういう時代だ。
 
幾多の個性的な女性アイドルが生まれ、シーンを作っていた2010年代が「アイドル戦国時代」と呼ばれるならば、今は「ボーイズグループ戦国時代」と言えるのかもしれない(“戦国時代”という表現に、いささか疑問はあるが)。
 
「ボーイズグループ最前線2022」と銘打ったこの記事では、ジャニーズ&LDH以外で注目しておきたい日本のボーイズグループを全7回にわたってピックアップ! プロフィールを振り返ると共に、各アーティストの魅力を綴っていく。

第4回では、その歌声にとにかく注目してほしい2組、SOLIDEMO(ソリディーモ)&UNIONE(ユニオネ)を紹介する。

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美しい歌声に“ひと聴き惚れ”!?

ボーイズグループと聞くと、歌い踊る姿を想像する人も多いかもしれないが、歌声を聴かせることに重きを置いているグループも存在する。アコースティックでの歌唱やアカペラだって、お手の物。ソロでも複数でも、美しい歌声を響かせる。今回は、“ひと目惚れ”ならぬ“ひと聴き惚れ”してしまうアーティストをご紹介したい。

SOLIDEMO

SOLIDEMO / Wing Fragment (2022.1.26 miniAL “Ⅴoice”収録)

2013年結成、5人組ボーカルグループ。高身長・イケメン・歌をしっかり聞かせるをコンセプトにしており、安定した歌唱力が強み。2014年の『輝く!日本レコード大賞』では、新人賞を受賞した。

2021年4月より新体制となり、新しいスタートを切った彼ら。たとえ人数が変わっても、「気持ちに寄り添いながら歌えるアーティストになりたい」という想いは変わらない。ボーカルグループであることに誇りを持ち、一つひとつの言葉に丁寧に感情や情景を乗せていく。

“ただ歌がうまい”以上に“届くもの”を追求し、パフォーマンスとして昇華していくのがSOLIDEMOなのである。コロナ禍の影響で今まで以上に自分と向き合い、各々が強い個としても成長。この5人だからこそ生み出せるハーモニーは注目必須だ。


UNIONE

UNIONE 『with you feat.へんしゅう長』

2015年12月結成、“メンバー全員がメインボーカリスト”を掲げる4人組ボーカルグループ。もともとはシンガーを目指す音楽仲間同士だったが、カラオケでスカウトされたことによりユニット結成に至った。2020年12月にひとり脱退し、2021年3月からは現体制での活動を再開している。

ボーカルグループと聞くと、コーラスワークを強く押し出した楽曲を連想してしまいがちだが、UNIONEはひと味違う。ルーツや声質といったそれぞれの個性を活かし、一人ひとりの長所を伝えていくのである。また、歌の力を信じて、歌だけで勝負しているのも大きな特徴といえよう。

彼らは歌うことに集中するために、パフォーマンス中にダンスもしなければ、目立ったフォーメーションチェンジも行わない。「歌うことが好き」という思いが念頭にあるからこそのステージを作り上げているのである。

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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..

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