L.M.モンゴメリ不朽の名作『赤毛のアン』に、大胆な現代的アレンジを加えたNetflixドラマ『アンという名の少女』のシーズン3。製作総指揮は、モイラ・ウォリー=ベケット。『ブレイキング・バッド』のプロデューサー・脚本家だ。シーズン3は原作からさらにイメージを飛ばして、大胆な展開に。『はぁって言うゲーム』の作者でライターの米光一成による全話レビュー、今週からシーズン3に突入します。
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『アンという名の少女』全話レビュー・あらすじまとめ/記事一覧
ミクマク族の少女カクウェット
シーズン3の第1話は「知りたい秘密」。
馬に乗って雪原を走るアン。髪は伸び、顔立ちも大人っぽくなっている。16歳の誕生日を迎えるのだ。
アイスホッケーの試合を観ているときに、アンはミクマク族の親子と知り合う。学校新聞に「あなたたちのことを書きたい」と、アンはお願いして、村を訪れる。
ミクマク族の少女カクウェットに案内されて、アンは村を取材する。アンは自分が編んだマフラー、カクウェットは髪飾りを交換する。さらにカクウェットは、アンの髪の毛を三つ編みにして、ふたりはどんどん仲よくなっていく。
帰宅したアンに、マリラは「その髪はいったいどうしたの? 異教徒の連中みたい」「インディアンと? 脅されたの?」と、怖い口調で詰め寄る。女性教師のステイシーさんや黒人のバッシュもすんなりと受け入れたマリラでも、先住民族への偏見があるようだ。
ミクマク族のカクウェットは、原作には登場しないドラマのオリジナル人物。スピンオフ的短編集『アンをめぐる人々』(村岡花子/新潮文庫)の「平原の美女タニス」に先住民族の少女が出てくるが、白人男性の悲恋の物語で、ぜんぜん違う物語だ。
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