V6、最後の『学校へ行こう!』みのもんたから“未成年の主張”サプライズも(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『学校へ行こう!』

V6が解散するため、最後の3時間SP。

「6人旅」では「B-RAP」などの名物キャラと久しぶりの再会を果たす。特に男性陣の風貌に時間が経ったのを実感させられる。

旅の途中、6人にはサプライズで「未成年の主張」のセットが組まれ、中学生たちが屋上で叫ぶ。やはり時代で色褪せない、いいコーナー。最後は、スタジオには不在だったみのもんたが登場し、屋上からV6に向けて「ありがとー!」とメッセージ。

そして生放送エンディングでは、V6の6人がひと言ずつ挨拶。

「スタッフさんとは良いときも悪いときも一緒に味わって。でもなんか、笑っていればなんとかなるっていうのは、すごく感じました。この先いろんなことがあると思いますが、笑っていきたいなと思いましたし、皆さんにも笑っていてほしい」と森田。

井ノ原は「VTRには映っていませんが、このスタジオに入るところから、今まで関わってくださったスタッフさんみんなが勢ぞろいしていて」と映っていないスタッフを気遣いつつ、第1回の収録のときとまったく同じ楽屋だったことを明かす。

「まだ若かったスタッフのみんなが『俺たちだってあとがねえんだから、お前らがんばれよ!』ってケツを叩かれたことを思い出しました」と笑い、「いい思い出、たくさんありがとうございました。これからもみんなで笑っていきましょう」と締め括った。

まさに「有終の美」。とても美しい長い歴史を持つ番組の幕の引き方だった。

『もう中学生のおグッズ!』

「『夜間』に始まったので」“やかん”を被って登場のもう中。なぜか室外機がやたら設置された屋上からのスタート。

なかなか呼び込まれないゲストのシソンヌ長谷川がたまらず出てくるが「焦んなさんな!」と制すもう中は、まだまだひとりで話しつづける。

「体感だと『シンドラーのリスト』観てるぐらい! 長過ぎますって!」と長谷川。やはり今回も生ワイプに。肩かけ式に改良された「生ワイプ2号機」が登場。

そして「せっかく屋上なので」と、ここでもまさかの「未成年の主張」が。

その後もひたすら翻弄されつづける長谷川。ツッコミのトーンももう中と噛み合っていてとてもおもしろかった。


『ゴッドタン』

先日行われたオンラインライブの抜粋。

アンガールズ田中は新人時代を回想。フジテレビのネタ見せに行った際、3分のコントを披露したあと、「ショートコントとかあるかな?」と聞かれるも、自分たちは3分のネタで笑わせるというプライドがあったから「ないっす」と答えたそう。

事務所に帰ると激怒され、それがきっかけに生まれたのが「ジャンガジャンガ」だと。

劇団ひとりは事務所のネタ見せで「作家とかからいろいろダメ出しされるんだけど、あの言うことをちゃんと聞いて売れた人ってひとりもいないよね?」と言う。

一方で太田プロは秋元康と関係が深く、コンビ時代に秋元康にネタ見せをしたことがあるそう。「そのダメ出しは初めてグッときた」とひとり。

「君たちはスゴいうまいんだけど、このまんまだとおいしい幕の内弁当になっちゃうから。これはテレビじゃ売れないよ。テレビで売れるならカツカレー弁当とかオムレツ弁当とかなんか一個フックがあるもんじゃないと。幕の内みたいに平均的なものだと売れない」と言われたと。

「そっから変わったの?」と聞かれ、ひとり「変わんない(笑)」。

明日観たい番組:『アメトーーク!』「双子のパパ芸人」に中川家・剛、ノンスタ石田、すゑひろがりず南條など

『アメトーーク!』(テレ朝)中川家・剛&NON STYLE石田&ダイアモンド☆ユカイ&すゑひろがりず南條&2700ツネ&井下好井・好井まさお「双子のパパ芸人」。

『アウト×デラックス』(フジ)に川村文乃。

『NEWニューヨーク』(テレ朝)「ヒコロヒー相手に女優用ゲームを試してみよう!」。

『野田レーザーの逆算』(テレ朝)「大喜利逆算」「漫才逆算」。

『オドぜひ』(日テレ)にスギちゃん。

『マンガ沼』(日テレ)「川島・山内のおすすめマンガSP」。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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