A.B.C-Z河合郁人が分析する「木村拓哉の色気」ポイントは視線と“間”(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


有田や華丸も絶賛するジャニーズ愛

『有田プレビュールーム』にジャニーズものまねが得意なA.B.C-Zの河合郁人。「木村拓哉の私生活でもできる色気」を紹介。缶コーヒーを普通は両手を使って開けるが、木村拓哉は違う。しゃべりながら片手で開け、成分表を見てうなずく。スプーンで食べるときにも木村拓哉の色気は発揮される。口に含んだまま、スプーンをひっくり返すのだと。その後、50回以上は観て「目の血管が切れた」ほど好きだという『ビューティフルライフ』のロケ地に聖地巡礼。

木村の演技のポイントを「会話中、一瞬だけ視線を外す」のと「セリフの間」だと分析。木村愛があふれるだけでなく、とても勉強にもなる内容だった。有田も「この番組始まって一番おもしろかった!」と絶賛。

『かみひとえ』にも河合が登場し「松本潤のダンス」「スイッチが入ったときの木村拓哉のダンス」「立ち位置を移動するときの錦織一清」「堂本剛と堂本光一の歌い方の違い」「松岡昌宏の独特なピース」などの鉄板ネタを披露。華丸「ダンスの基礎があるから見られる。ただのマネじゃない。ここが(ジャニーズものまねをするお笑いコンビの)ジャガーズとの違い(笑)」

『世界SF作家会議』。いとうせいこう司会で、大阪万博での「国際SFシンポジウム」を模して新井素子、冲方丁、藤井太洋、小川哲といった日本を代表するSF作家=「未来を考えるプロ」が集結。コロナについて、専門家の話はさんざんテレビなどでも聞いて、立場や専門分野などの違いで言っていることも違っていて何を信じていいかわからない状態で食傷気味になっていたけど、SF作家たちはいい意味で無責任な主観を語るので、それが逆に客観的に聞こえるというパラドックスがおもしろかった。

やっぱり着眼点もそれぞれ独特で、内容も濃密。特に冲方丁の話に唸ることが多かった。「どうすれば自分たちが幸せになるかという目的はわかるんだけど、手段が食い違うことによって奪い合いが起こる」「移動が制限されると情報が遮断され相手のことを考えなくなる。情報量が減れば減るほど、他者をコントロールできるという錯覚に陥る」。それらが戦争のトリガーになってしまうんじゃないかと。

また、日本は陰陽道の時代から「病んだ人たちを犠牲にしてきた」文化だったと。「今やっていることは、平安時代とまったく一緒なんですよね。平安時代の政府が言いそうなことを言ってる。『みんなで慎みましょう』とか、『穢(けが)れが広がっているからなるべく人と会わないようにしよう』とか」「でもここは誤解してほしくないんですけど、平安時代はありとあらゆることを記録に残していますから!」。

そんな中でもVTR出演した中国のSF作家・劉慈欣が「ウイルスよりも地球外文明との接触に準備しなければいけない」と誰よりもぶっ飛んだ論を語っていたのもおもしろかった。BSでもマニアックと言われそうなこういう番組を、深夜とはいえ地上波で放送したのは本当に意義深い。

今日観たい番組:『ロンハー』で「狩野ジャム」を放送

『ロンドンハーツ』(テレ朝)は、50TAをプロの音楽家が分析する「関ジャム」ならぬ「狩野ジャム」。

『チマタの噺』(テレ東)は伊集院光の後半と朝日奈央。

『石橋、薪を焚べる』(フジ)にオリラジ中田敦彦。

『あちこちオードリー』(テレ東)は麒麟・川島&市川紗椰の後編。


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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