考察『大豆田とわ子と三人の元夫』結婚指輪の代わりにとわ子の薬指に止まったカナブンと三人の元夫との不思議な関係

2021.6.15
『大豆田とわ子と三人の元夫』イラスト/オカヤイヅミ

文=大山くまお イラスト=オカヤイヅミ 編集=アライユキコ


話題沸騰中のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』(カンテレ)をドラマ大好きライター・大山くまおが考察する。脚本家・坂元裕二が繰り返し描いてきた「疑似家族」の出口は「まめ夫」で見つかるのか? みぞみぞしながら、今夜(6/15 夜9時30分〜)終幕を見届けたい。

【関連】『大豆田とわ子と三人の元夫』『最高の離婚』『カルテット』の3作に見る共通点と、坂元作品で描かれる「食事」の意味


何から何まで“気が利いている”ドラマ

「なんでだろうねぇ、なんで人間って、何歳になっても寂しくなっちゃうんだろうねぇ」

坂元裕二脚本のドラマ『大豆田とわ子と三人の元夫』が最終回を迎える。

坂元による軽妙洒脱なセリフはもちろんのこと、松たか子、岡田将生、角田晃広、松田龍平ら出演陣のほどよい温度の好演(市川実日子、オダギリジョーらの助演陣、伊藤沙莉のナレーションも)、中江和仁(テレビ東京『きのう何食べた?』)、池田千尋(NHK『プリンセスメゾン』)、瀧悠輔(テレビ東京『シェフは名探偵』)という演出陣による居心地のよさにフォーカスされた映像、伊賀大介&杉本学子のスタイリング、飯島奈美のフードスタイリング、毎回変わるエンディングテーマ「Presence」など、何から何まで“気が利いている”ドラマだ。観ていると、あっという間に時間が過ぎて、心地いいんだけど、何か引っかかって考えさせられる。すでに熱狂的なファンがたくさん生まれていて、ドラマの内容についての考察も枚挙に暇がない。

『大豆田とわ子と三人の元夫』坂元裕二/河出書房新社 (2021/7/8発売予定)
シナリオブック発売予定『大豆田とわ子と三人の元夫 2』坂元裕二/河出書房新社 (2021/7/8)

名前のついていない人間関係


この記事の画像(全2枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

大山くまお

Written by

大山くまお

1972年生まれ。名古屋出身、中日ドラゴンズファン。『エキレビ!』などでドラマレビューを執筆する。

QJWeb今月の執筆陣

酔いどれ燻し銀コラムが話題

お笑い芸人

薄幸(納言)

「金借り」哲学を説くピン芸人

お笑い芸人

岡野陽一

“ラジオ変態”の女子高生

タレント・女優

奥森皐月

ドイツ公共テレビプロデューサー

翻訳・通訳・よろず物書き業

マライ・メントライン

毎日更新「きのうのテレビ」

テレビっ子ライター

てれびのスキマ

7ORDER/FLATLAND

アーティスト・モデル

森⽥美勇⼈

ケモノバカ一代

ライター・書評家

豊崎由美

VTuber記事を連載中

道民ライター

たまごまご

ホフディランのボーカルであり、カレーマニア

ミュージシャン

小宮山雄飛

俳優の魅力に迫る「告白的男優論」

ライター、ノベライザー、映画批評家

相田冬二

お笑い・音楽・ドラマの「感想」連載

ブロガー

かんそう

若手コント職人

お笑い芸人

加賀 翔(かが屋)

『キングオブコント2021』ファイナリスト

お笑い芸人

林田洋平(ザ・マミィ)

2023年に解散予定

"楽器を持たないパンクバンド"

セントチヒロ・チッチ(BiSH)

ドラマやバラエティでも活躍する“げんじぶ”メンバー

ボーカルダンスグループ

長野凌大(原因は自分にある。)

「お笑いクイズランド」連載中

お笑い芸人

仲嶺 巧(三日月マンハッタン)

“永遠に中学生”エビ中メンバー

アイドル

中山莉子(私立恵比寿中学)
ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん(ランジャタイ国崎和也)
竹中夏海
でか美ちゃん
藤津亮太