マンガ喫茶気分で怠惰な「おこもり酒」を堪能
自室に置いたテントの中はどうなっているかというと、これがかなりの広さ。
持ち込んだ座椅子に座ってみると余裕で足が伸ばせるし、寝っ転がることもできる。これ、実はすごいことなんじゃないだろうか?
先ほども言ったが僕は、いろんな環境で酒を飲むことに異常なまでの執着を持つ男。この新鮮な空間が楽しくてたまらない。実際に床面積が増えたわけではないものの、これはもう、自宅マンションに突然、部屋がひとつ増えたのと同じことだ。あぁ、買ってよかった!
開けても景色はおもしろくもなんともないけど。
このようにランタンなどを吊すことができる。このテントは災害時など、縦置きにして簡易トイレとして使ったりもできるそうで、その際はトイレットペーパーホルダーになる。
さて、ここでどうやって酒を飲もう? やはり、マンガ喫茶気分で怠惰に過ごすのが最も向いていそうだ。というわけで準備を始める。今日は、いったん飲み始めたら、トイレ以外は徹底的にここから出ない心づもりだ。
チェイサーは、真空断熱式のポットに氷と水を入れたもの。数時間はキンキンの温度が保たれるだろうから、最初の缶チューハイ以降はウイスキーをストレートでちびちびとやろうというわけだ。
酒のおともは、マンガ『酒のほそ道』の10巻台。
僕は家であれこれつまみを手作りするのも好きだけど、今日の気分は断然こっち。
いわゆる「木須肉(ムースーロー)」というやつ。中華料理にソーセージパンを合わせる粗雑さもこんなシチュエーションだと楽しい。
マンガを読み疲れたら、持ち込んだPCで映画や動画を観るのもいい。ランタンを消せばそこはもう、パーソナルミニシアターだ。
その後、いい感じに酔っぱらってそのまま昼寝に突入したら、ものすご〜くぐっすりと眠れた。
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