ハローキティ、ディアダニエル、シナモロールらがオンライン演劇『VIVA LA VALENTINE』で伝える“大切なこと”

2021.2.11

観客と劇中の時間がリンクするワンカット生配信

オンライン演劇『VIVA LA VALENTINE』は、ショーの本番直前リハーサルからスタートする

さて、本作で描かれる物語のあらすじを簡単に記そう。舞台は、バレンタインを間近に控えた閉館後のピューロランド。ハローキティに素直な気持ちを伝えるショー『VIVA LA VALENTINE』を成功させるため、演出家のディアダニエルをはじめ、皆が張り切って準備中。ところがその本番を目前に控え、スポンサーである「バイアス製菓」からショーの内容について変更を要求されることに……。

【サンリオピューロランド30周年記念作品】 VIVA LA VALENTINE 予告映像 【オンライン配信】

それは、“固定化されたバレンタインの価値観”をショーに反映させなければならないというもの。このショーのプロデューサー・茂木(オツハタ)、ピューロランドの若いスタッフ・鈴木(溝口雄大)、バイアス製菓広報宣伝部課長・吉池(渡辺芳博)、吉池の部下・小室(北村優衣)、それぞれの思惑が交差し、やがて本番を迎えることになる。

クライアントからさまざまな要望を出され、ディアダニエルは思い悩むことに……

ピューロランド内にあるステージ上のみならず、テーマパーク全体が舞台となっている本作。上演時間の約50分間、カメラは途切れることなく登場人物たちの姿を追いつづける。生配信ということもあって、観客である私たちの時間とピューロランド内に流れる時間は一致。つまり、出演者、スタッフ、観客と、本公演に関わる誰もが同じ時間を共有することになるのだ。

現在の環境下、ピューロランドに行きたくても行けないという方は多いことだろう。特にサンリオファンにとっては、とてもツライものがあると思う。しかし、本公演はオンラインではあるものの、おなじみのサンリオキャラクターを間近に観ることができるのだ。

触れることができないのはもどかしいところではあるが、機動性の高いカメラワークによって、各キャラクターをさまざまな角度から観ることができるはず。ショー本番前の“舞台裏”を映し出しているものでもあり、ハローキティらの知られざる一面を知ることができるかもしれない。

閉館後のピューロランドを見ることができるのも楽しい

まさに、リアルとファンタジーの融合。実際にピューロランドに足を運ぶのとはひと味違った角度から、この世界観を堪能できるはずである。

サンリオキャラクターたちが教えてくれる“大切なこと”

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