沼に落ちるとき、「よ~し落ちるぞ」と万全の準備をして、想定どおりのところに落ちるという人は少数なんじゃないかと思う。
想定外にハマって、「こんなはずじゃなかった」と沼の底でもがき、さらにはほかの人を引き込もうとするからこそ「沼」なんて言葉がついているのであって、筆者にとってはNintendo Switch用ゲームソフト、『スプラトゥーン2』(通称:スプラ2、スプラ)もそんな「沼」のひとつである。
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想定外の沼だった『スプラトゥーン2』

『スプラトゥーン2』は、2020年で3年目を迎えた、オンライン上での対戦が前提となるゲームだ。
前作で初代の『スプラトゥーン』は、任天堂より2015年に発売されたWii U専用のアクションシューティングゲーム。同年9月末には世界売り上げ242万本という大ヒットを記録している。筆者はそのころはプレイしていなかったが、逆に言うと2からでも問題なく楽しめる(初代からプレイして当時の熱を知りたかった~という若干の後悔はあるが……)。

プレイヤーは、イカのような生命体から人間に近い姿に変身できる種族(インクリング)で、見た目もかわいい。タコ(オクタリアン)もいて、スプラ2の追加コンテンツ「オクト・エキスパンション」をある程度クリアすると選べるようになる。ちなみにこんな姿だけど、イカもタコも水に落ちると普通に溺れる。このゲームはざっくり言うと、このイカやタコのプレイヤーを操作してインクを塗り合うゲームである。
約1年前、筆者はNintendo Switchを手に入れた際に「なんかSwitchらしいタイトルもプレイしたい」という気持ちから、いくつか候補があった中から、スプラ2を家族と気軽な気持ちで始めた。まさかそのときは、スプラ2はひとつのNintendo Switchで2人プレイができないとは知らなかったのだが。
それから約1年ほど経ち、「スプラの感覚を鈍らせたくない」という気持ちから、ほぼ毎日少しの時間でもゲームに入った。バトルで負けるとウデマエ(プレイスキルのランク)が下がるという緊張感のあるルールがある「ガチマッチ」を練習するためのサブアカウントを作り、すべてのアカウントのプレイ時間を合わせると600時間を超えていた。
ウデマエは全ルールA帯とまだまだではあるが、ほかのプレイヤーと4人で協力して金色のイクラ(敵のシャケを倒すと得られる)を運ぶ「サーモンラン」というモードでは、あと少しでレベルカンスト(カウントストップ、レベル最上位の意)というところまで行くことができた。

決してゲームが得意ではない、下手な自分なりにはよくやってると思う。しかしこの界隈はめちゃくちゃうまいプレイヤー、プレイ時間が4桁を超えるプレイヤーがゴロゴロいる恐ろしい世界なため、筆者はそれこそ「雑魚」である。
筆者のまわりという狭い観測範囲でも、プレイ時間4桁超えプレイヤーがざっと5人はいるが、そのうちのひとりは、「プレイ時間2000時間までにX(ウデマエの最高ランク)に行きたい」と言っていた。これはほかのゲームでは普通なことなのだろうか……? このゲームを始めてから感覚が完全に狂ってしまっているが、とにかく飽きずに長くやりつづけてしまうおもしろさがあるのだ。
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