『万引き家族』『真実』などで知られる、映画監督の是枝裕和。彼の仕事部屋のウォークインクローゼットを作業場とする人物がいる。 砂田麻美。大学卒業後、映画監督の道を切り拓くため、是枝に弟子志願の手紙をしたためた。その後、『エンディングノート』(2011)、『夢と狂気の王国』(2013)と2本の監督作を発表し、国内外で高い評価を得る。 師弟関係となってから十数年。砂田が、クローゼットの扉一枚隔てた空間から、師匠と自身の関係を見つめた観察記録の後編。 ■【前編】『万引き家族』が生まれた無秩序な部屋 ※本記
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