こんなにおいしいものをいつもの自分はスルーしていたなんて
しばらく歩いていくと、右手にインド料理店、左手に釜揚げうどん店がある一画に差しかかった。昼過ぎでちょうど空腹である。いつもの自分であればまず間違いなくうどんのほうを選ぶだろう。私は麺類が好きなのだ。

だが、“じゃないほう”の自分はインド料理店の「ジャンビー」を選択する。

居酒屋の居抜きだろうか、和風を感じさせるカウンターとインド料理との取り合わせがおもしろい。

メニューを見ると、2種類のカレーとナン、ライス、サラダがセットになった「Aセット」と、さらにそこにタンドリーチキンが加わった「Bセット」などがある。小食な自分は、普段なら絶対に「Aセット」を選ぶだろう。しかし、今日は「Bセット」で攻めていく。

ナンってだいたい予想以上に大きいものだけど、それにしてもけっこうなボリュームだ。2種類のカレーはキーマとマトン。これもいくつか種類がある中から“じゃないほう”を選んである。

どちらもすごくおいしい。麺ばかり食べがちな自分はなかなかカレーを食べる機会が少なく、さらにこのような本格的なインドカレーを食べる機会となるとさらに少ないのだが、こんなにおいしいものをいつもの自分ならスルーしていたなんて、恐ろしいとすら思う。
私が食べている間にもひっきりなしにお客が来ており、「ジャンビー」は近所でも評判の店らしかった。
「ありがとうございました! サンキューベリーマッチ!」と店員さんに元気に送り出されて外へ。「Bセット」をチョイスした“じゃないほう”の自分は今、めちゃくちゃ満腹である。
腹ごなしをすべく、とりあえずウロウロと散策。大阪府内のあちこちで見かける「力餅食堂」がここにもあり、いつもの自分なら立ち寄ってただろうなと思う。

住宅街が広がるエリアに入ってしまい、普段であれば駅前まで引き返すところだが、今日は自分を裏切って路地に入り込んでみる。すると目の前にスーパーマーケットが現れた。

入店し、いつもなら酒コーナーから発泡酒あるいは缶チューハイを手に取って購入し、散歩しながら飲むところ。

しかし、今日はいつもと違う自分だ。「午後の紅茶」のレモンティーをチョイス。

「おいおい今日の自分、どこへ向かっているんだ!?」と自分でも驚いている。そしてびっくりしたのだが、まだカレーの辛みが舌に残っているところに、レモンティーの爽やかなあと味が合うことといったらない! チューハイを飲んでる場合じゃなかった。
さらに、スーパーの目の前にあった甘味屋さんでアイス最中を買って食べてみる。私は普段、甘いものなどめったに食べず、従って甘味屋さんに行くこともないのだが、今日は違う自分なのだ。

関連記事
-
-
「奪われたものは取り返すつもりで生きていく」FINLANDSが4年ぶりのアルバムで伝える、新たな怒りと恥じらい
FINLANDS『HAS』:PR -
牧場バイトからアイドルへ、かてぃが歩んだ多彩な仕事遍歴
求人ボックス:PR