作家・色川武大は数多くの純文学の名作を残し、阿佐田哲也としては『麻雀放浪記』の著者であり、伝説の雀士でもあった。 彼は滅多に政治について書かなかったが、例外に、ある文章を残している。ときは中曽根康弘内閣、その後自民党政権に代わり細川護熙連立内閣が誕生する。 色川の言葉(予言)はまるで現在に当てはまるものであるように感じる。「身体の欲するところが、自分の欲する方角だ」。 トップが変われば、世の中は変わる。しかし前よりひどくなることもある 色川武大(阿佐田哲也)は政治発言をほとんどしない作
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作家・色川武大は数多くの純文学の名作を残し、阿佐田哲也としては『麻雀放浪記』の著者であり、伝説の雀士でもあった。 彼は滅多に政治について書かなかったが、例外に、ある文章を残している。ときは中曽根康弘内閣、その後自民党政権に代わり細川護熙連立内閣が誕生する。 色川の言葉(予言)はまるで現在に当てはまるものであるように感じる。「身体の欲するところが、自分の欲する方角だ」。 トップが変われば、世の中は変わる。しかし前よりひどくなることもある 色川武大(阿佐田哲也)は政治発言をほとんどしない作
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(おぎはら・ぎょらい)1969年三重県鈴鹿市生まれ。1989年からライターとして書評やコラムを執筆。著書に『本と怠け者』(ちくま文庫)、『閑な読書人』(晶文社)、『古書古書話』(本の雑誌社)、編著に『吉行淳之介 ベスト・エッセイ』(ちくま文庫)、梅崎春生『怠惰の美徳』(中公文庫)などがある。毎日新聞..
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