台風の目、初決勝のニューヨーク
また、初進出組では「対・第七世代」トークでバラエティ番組を席巻するニューヨークがいるのも見逃せない。昨年の『M-1グランプリ』では、トップバッターとして出場し、松本人志の審査コメントに「最悪やー!」と返し会場を沸かせ、「神回」と呼ばれた大会の雰囲気を作ったニューヨーク。バラエティ番組やYouTubeでも存在感を発揮し、自信に満ちあふれている現在、大会としても番組としても台風の目になってくれるだろう。

悲願なるか、決勝常連の3組
こうした若手に対し、いずれも4回目の決勝進出となる東京吉本の常連3組(ジャルジャル、GAG、ジャングルポケット)が立ちはだかるという構図もおもしろい。

ジャルジャルは第1回から全大会で準決勝以上に進出しているという唯一の存在。いまだにネタを量産しつづけているその発想力と多彩さは誰もが認めるところ。昨年の決勝は直前で福徳が足を骨折しネタを変えざるを得ないというハプニングがあったが、今回は万全で臨んでくれるはずだ。

GAG、ジャングルポケットはいずれも今、“仕上がっている”トリオだ。GAGは「各賞レースを席巻している」という触れ込みで脚光を浴びている「大宮セブン」の一員。メンバーそれぞれがバラエティ番組で独特の存在感を放って活躍している。

ジャングルポケットはバラエティ番組におけるおたけの覚醒によりトリオとして「一番いい状態」にあるといえるだろう。昨年は「もういいんじゃないか」と出場しなかったが、今回、再挑戦。そういうときこそ、得てしていい結果は生まれる。また、現在の審査員は「わかりやすさ」を重視する傾向があるため、彼らにとっては強みになるのではないか。
“昨年以上”を目指す、うるとらブギーズ

そして昨年、初進出で惜しくも優勝を逃し、準優勝だったうるとらブギーズも再び決勝進出を果たした。昨年を上回るためにはもはや優勝しかない。単独ライブも精力的に行い、「よりバカバカしさに磨きをかけてきた」という彼らのコントがハマれば望んでいる結果がもたらされるだろう。
西の若きダークホースたちが、東の常連組に立ち向かうという構図、あるいは、「第七世代」の枠組みに入っていない若い世代や、いわゆる「第六世代」たちの逆襲といったテーマが見えてくるが、本質的にはそんなものは関係なく、あくまでも重要なのは個々のネタの出来。
テレビの中で「お笑い」が再び存在感を増している現在、その勢いを加速させるような大会になってほしいし、それを期待できるワクワクするメンバーがそろっている。
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