ナイナイ結成30周年までの歴史(1)<養成所クビの落ちこぼれが、テレビスターに駆け上がるまで>

2020.9.25

1994年『ナインティナインのオールナイトニッポン』スタート(ニッポン放送/〜2014年)

『ナインティナインのオールナイトニッ本』シリーズ(ワニブックス)

NSCへの入学から4年で、伝統ある「オールナイトニッポン」のパーソナリティに抜擢。当初は石川よしひろの枠を引き継ぎ月曜2部を担当し、わずか3カ月後には福山雅治の枠を引き継いで木曜1部に昇格。昇格初日にはニッポン放送入りした岡村に前任の福山雅治ファンから二の腕を掴まれ「マシャを返して!」と号泣される“事件”が起こる。

1994年『ぐるぐるナインティナイン』スタート(日本テレビ)

『吉本印天然素材』の後番組として1994年4月10日にスタート。当初は関東ローカルで日曜夕方の放送だったが、1997年には全国ネットでゴールデンタイムに進出。1998年には現在までつづく人気企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」も開始。2008年からは年明けの特別番組として「おもしろ荘」のスペシャル版を放送しており、小島よしおやオードリー、ブルゾンちえみなどの人気芸人を多数輩出している。

1994年『ジャングルTV〜タモリの法則〜』(TBS/〜2002年)

タモリをメイン司会に、関根勤とナインティナイン、そして女性タレントがレギュラーメンバーとして出演。主なコーナーは「ジャングルクッキング(料理コーナー)」「ジャングルハンマー(ゲーム仕立てのチャレンジ企画)」などだった。

1995年 ドラマ『ジューン・ブライド』に矢部が出演(TBS)

バブル経済崩壊後、リストラに遭いつつも逆境にめげず、恋に仕事に奮闘するOLたちの姿をコメディタッチで描いた作品。矢部は、主人公・加茂直己(財前直見)の恋人・坂井友則を演じた。

1995年『笑っていいとも!』レギュラー出演(フジテレビ/〜1997年3月)

10月から金曜日のレギュラーに。明石家さんまと入れ替わり、田原俊彦らと加入した。当初の担当ディレクターは片岡飛鳥。のちに金曜レギュラーに加入した中居正広とは「99+1」という意のユニット「100(ワンハンドレッド)」を結成。このユニットはその後、『めちゃイケ』や『27時間テレビ』などに引き継がれる。

1995年『めちゃ×2モテたいッ!』スタート(フジテレビ/〜1996年9月)

番組開始当初のレギュラーはナインティナイン、武田真治、雛形あきこ、鈴木紗理奈。アシスタント的な役割で山本圭壱がいた。番組途中から加藤浩次や光浦靖子が合流。ナインティナインたちレギュラーメンバーがゲストとトークを繰り広げるコーナーと、さまざまな企画に挑戦するバラエティコーナーによって構成されていた。

1995年『ASAYAN』スタート(テレビ東京/〜2002年3月)

『浅草橋ヤング洋品店』が「夢のオーディションバラエティー」としてリニューアルし、ナインティナインがMCに。小室哲哉やつんく♂などのプロデュースで、鈴木亜美やモーニング娘。、CHEMISTRYなど数多くのアーティストやタレントを輩出した。

1996年『めちゃ×2イケてるッ!』スタート(フジテレビ/〜2018年3月)

1996年ごろのナインティナイン
1996年ごろのナインティナイン

『めちゃモテ』が1年間で打ち切りになったタイミングで、偶然にも「土曜8時」の枠が空き、『めちゃモテ』をリニューアルしてゴールデンタイムに進出するかたちでスタート。『めちゃモテ』メンバーのほか、よゐこが加入し、のちに大久保佳代子も合流する。「濱口だましシリーズ」「抜き打ちテスト」「七人のしりとり侍」などの人気企画を多数輩出し、視聴率も安定して15%以上を記録しつづけるなど人気を博した。特に「岡村オファーが来ましたシリーズ」は毎回話題になり、視聴者からの期待も高い名物企画となる。

【岡村オファーが来ましたシリーズ】

第1弾:SMAPのコンサートに出演(1997年10月4日)
第2弾:月9ドラマ『ブラザーズ』に出演(1998年5月2日)
第3弾:結婚披露宴司会(1998年6月20日、6月27日)
第4弾:『新春かくし芸大会』で中国ゴマに挑戦(1998年12月26日)
第5弾:ムツゴロウさんと競馬対決(1999年10月9日)
第6弾:フルマラソン完走(1999年12月31日)
第7弾:劇団四季『ライオン・キング』出演(2000年10月14日)
第8弾:モーニング娘。と修学旅行(2001年10月13日)
第9弾:具志堅用高とボクシング対決(2004年7月25日)
第10弾:横峯さくらとゴルフ対決(2005年10月8日)
第11弾:EXILEのライブに出演(2007年10月6日)
第12弾:杉山愛とテニスで対決(2008年10月4日)
第13弾:市川海老蔵の歌舞伎に参加(2013年9月21日)
第14弾:EXILEのライブに出演(2013年10月12日)
第15弾:三浦大知のライブに出演(2017年10月14日)

1996年 ナインティナイン主演映画『岸和田少年愚連隊』公開

ケンカに明け暮れる学生を描いた青春映画。チュンバ役の矢部、小鉄役の岡村、ふたりそろって第39回ブルーリボン賞新人賞を受賞(その後、一時期なぜかHPの公式記録から“抹消”されるという珍事件も発生)し、作品賞も獲得。監督は井筒和幸。

1997年『ナイナイナ』スタート(テレビ朝日/〜1999年3月)

1995年に始まったナインティナインの冠番組『チャンネル99』『Q99』『Q99I』の後番組としてタイトルを一新してスタート。「クイズナイナイナ」「ナイナイナツーリスト」「○○大作戦シリーズ」などが人気となる。ディレクターとして加地倫三も参加していた。

1997年『ナイナイライブ』スタート(〜2005年)

平成9年(1997年)から2005年までの9年間、毎年9月9日(ナイナイの日)に大阪にて開催していたライブイベント。コントを中心に、作・演出をすべてナイナイふたりが手がける貴重な場だった。

1999年 岡村主演映画『無問題』公開

岡村が主演した香港アクションコメディ。サモ・ハン・キンポーも本人役で出演。第23回日本アカデミー賞話題賞・作品部門を受賞した。2002年にはユン・ピョウも出演した『無問題2』も公開された。

1999年 矢部出演映画『メッセンジャー』公開

自転車便(メッセンジャー)をテーマとした作品で、出演は草なぎ剛、加山雄三など。原作はホイチョイ・プロダクションズ。矢部はこの作品で第23回日本アカデミー賞話題賞・俳優部門を受賞した。

<後編につづく>


『QJWeb』では、結成30年を迎えたナインティナインを総力特集。矢部・岡村へのインタビュー、彼らを熟知する関係者への取材を通し、激闘の30年間と、これから始まる「ナインティナインの第2章」を考える。


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  • ナインティナインの30年

    【総力特集】ナインティナインの30年

    ナインティナインが結成されたのは1990年。
    それから30年。岡村は50歳、矢部は49歳になる。ふたり合わせて、99。

    数々の節目と困難を乗り越え、芸歴30年を迎えた「今」から新たなステージを目指す彼らは、どんな笑いを届けてくれるのか? どんなワクワクを見せてくれるのか?

    矢部・岡村へのインタビュー、彼らを熟知する関係者への取材を通し、激闘の30年間と、これから始まる「ナインティナインの第2章」を考える。

    【総力特集】ナインティナインの30年


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