“大瀧イズム”を継承しているラジオ日本による“大人の音楽ゾーン”
「日曜だけでなく、土曜日も含めて週末の夜、17:55から21:00は名曲を落ち着いてじっくりと楽しめる“大人の音楽ゾーン”として編成しています。どの番組も自ら選曲し、解説ができる真のDJパーソナリティ、知識豊富で個性的な方々にお願いしており、日曜日に関して言えば本来この時間帯は2時間から3時間という長さの番組が多いのですけれども、あえて1時間番組を3連続とすることで3人の素晴らしいDJの個性を次々に楽しんでいただけるか、と。扱う楽曲のジャンルは少しずつ違うのですが、音楽マニアが3番組を通して聴かれても満足いただけているようです」
はいっ! 大変満足しています!! radikoタイムフリーを使っても、つい連続して聴いちゃうもんなあ。それにしてもそうか、あの時間帯を“大人の音楽ゾーン”と呼ぶのか。いいことを聞いた。せっかくだからもうひとつ質問を。3番組内で時折その名が挙がる大瀧詠一さんの伝説的プログラム、『ゴー・ゴー・ナイアガラ』の放送を最初に担っていた(1975~1978年)のがラジオ日本の前身、ラジオ関東。“大瀧イズム”をどこか、継承している意識は?
「かつて『ゴー・ゴー・ナイアガラ』を放送していたご縁もあり、番組制作者含めて皆が、大瀧詠一さんをとてもリスペクトしているのは間違いありません。ですから、特に号令をかけなくてもラジオ関東からラジオ日本へと脈々と受け継がれているものが現れてくるのかもしれませんね」
これぞ“黄金の3時間”の証。ほかにもあるものの、この3番組は「音楽をかけつつトークする」DJ(ディスクジョッキー)の妙味がとりわけ際立っているのだ。思うに、“黄金の”という形容はややもすれば、過去を振り返ってつけられることが多い。だがそれを、現在進行形の日常的な事象につけたかった。なぜかって? 本当に、今しか体験できない大切な時間だから。我々が“日常”と信じ込んでいる世界の儚さについてはもはや、説明不要だろう。
で、結論。厳密に言えばもちろん、この3番組は俺にとっての“黄金の3時間”ではある。が、“大人の音楽ゾーン”を求めているアナタならば、そうなる可能性はかなり高い──と確信する。
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