SUPER★DRAGONインタビュー――次のステージを目指すために、個からチームのターンへ

年齢も身長もバラバラで、EBiDANの中でも一番の大所帯となる9人組グループ、SUPER★DRAGON。ロックを主軸にラップやダンスなどさまざまな要素をミックスさせたスタイルで、幅広いファンを魅了している。
SUPER★DRAGONとして、ファイヤードラゴンとサンダードラゴンとして、個人として、自分と対峙してきた彼らが向かう先はどこなのか。アイデンティティを確立した9人は、次のターンへと進み始めていた。
※本記事は、2020年4月25日に発売された『クイック・ジャパン』vol.149掲載のインタビュー記事に加筆・修正をしたものです。
主体的なグループへ進化
――SUPER★DRAGONの強みって、なんだと思いますか。
古川 9人組のイケメンってとこですかね……。スターダスト(プロモーション)は骨格から選ぶので、顔の造形から入っていただいてもイケメンです(笑)。
松村 中途半端なやつはいないので(笑)。
古川 そこは要注目ですね。あとは、世間に見つかるかどうか(笑)。
――ジャンル違いのイケメン9人組ですよね。音楽的な魅力では、どうですか。
松村 曲のジャンルが多彩なことですかね。ラッパーだけでやる曲もあるんですけど、アイドルがやるラップの域は超えてるんじゃないかと思います。
――2020年には活動5年目になりますが、結成時はSUPER★DRAGONをどのように受け止めていましたか。
松村 こんなにつづくと思わなかったよね。メンバーの年齢差もすごいし、期間限定グループみたいなものかと……。
古川 現実味はなかったです。BATTLE BOYSは始まってませんでしたし、EBiDANもこんなにグループがいませんでしたから。今でこそメンバーの身長や精神面も差がないですけど、当時は小5と高校生(笑)。あり得ない状況を突きつけられてる感がありました。
柴崎 玲於くんは研究生のときから仲よくしてくれてたけど、ほかのメンバーは怖かったもん! 身長が高かったので、見下ろされてる感が……。今はすごくいい人たちだし、おもしろいなって思いますけど。
志村 結成するまで話してこなかったメンバーも多かったしね。どうやってコミュニケーション取ればいいのか悩みました。それが今では、すごく頼りになって。和哉とか本当に考え方が成熟してて、びっくりします。どうして、そうなっちゃったの(笑)。
松村 いいじゃん、別に(笑)。年上に囲まれてる環境だったので、合わせていかないと。必死だったんじゃないかな。
――曲の雰囲気も変わっていきましたよね。
古川 デビュー当時は、ロックなバンドサウンドでしたからね。サンダードラゴンが歌唱メンバーに加わるようになって、楽曲の幅が広がったような気がします。
――この約4年半で、自分たちが変わったと感じることはありますか。
伊藤 個々が主体的に「こうしたい」って動けるようになりました。
田中 歌割にしても、「この歌詞の世界観なら○○が掴める」っていうのもあると思うし。メンバーそれぞれのこだわりが強くなったんでしょうね。
伊藤 ダンスも振り入れの時点で細かいところまで気づいて、掘っていけるようになったし。
田中 メンバー同士で、まじめに話し合うことも増えました。曲についてとかグループについてとか。ライブ後の反省会以外でも、「ここはこうだよ」って言い合うようになって。先生やスタッフさん任せだったところから、少しずつ脱出してきてるんだと思います。何かきっかけがあったわけではないんですけど、徐々にそういうふうになっていきました。
関連記事
-
-
花澤香菜が明かす“仕事人としての心得”「誰も想像しない選択肢を提示できるように」
花澤香菜『やれんの?エンドレス』:PR -
長濱ねるが、嫌いだった自分を許せるようになるまで
FRISK:PR -
空気階段が大学中退ニート&バイトの苦しい日々を“転換”させた先に
FRISK:PR -
「奪われたものは取り返すつもりで生きていく」FINLANDSが4年ぶりのアルバムで伝える、新たな怒りと恥じらい
FINLANDS『HAS』:PR