ランジャタイのやりたい放題っぷりに、霜降り明星「どの番組でもこれやん」(霜降りバラエティ)

ランジャタイ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『霜降りバラエティ』(4月15日放送)

「ランジャタイと仲良くなろう!!」と題して、ゲストのランジャタイとさまざまなゲームに興じる企画。

オープニングでは「え、せいやくん、僕のものまねをやっているの?」と国崎。それに対してせいやは「意外とガッツリ、カンペ読むんですね」と笑う。

まず行ったのは「ジェスチャーゲーム」。国崎がなんのジェスチャーをしているかを霜降り明星が答えるというオーソドックスな企画のはずが、ひと筋縄でいかないのがランジャタイ。

まず、ジェスチャーなのに声を出してしまうのもおかしいし、挙げ句、伊藤が答えを見せてしまう。「めっちゃおもろい問題やったのに」「マジで見せるのやめてください」と霜降り明星は抗議するが、つづく問題でも答えを事前に伝えようとするランジャタイ。

耳をふさぎ、目をつむるふたりに、容赦なく答えを見せる伊藤。粗品「見てもうた……(笑)」。

別に声を出してもいい伊藤が無言でただひたすら答えを見せるなか、声を出しながらハイテンションでジェスチャーする国崎。違った方向性の狂気が対照的でおもしろかった。

「どの番組でもこれやん」と呆れる粗品に、せいやも「普通どっちかやん。どっちも(笑)」。

『芝と国崎とみんなでつくったテレビ』(4月16日放送)

ランジャタイ国崎とモグライダー芝による、開局70年の日本テレビと65年のラジオ日本の連動特番。

「マスメディアの未来はこのふたりに託された」というナレーションから始まった、『芝と国崎とみんなでつくるラジオ』(4月11日放送)でリスナーから寄せられた企画案をもとに、5日後にテレビの生放送をするというもの。

生放送当日、15分前まで別の仕事が入っているという芝。オープニングは「芝が来るまでつなぎます」と題した“セレモニー”。バニー姿のおばさまふたりがハイテンションな国崎にキスをするカオスな光景。そこに「国崎! 間に合ったから!」と入ってくる芝。

CM明けは「全員が怖い話みたいにしゃべるトーク番組」に。普通の話を怪談調に話すのだが、ゲストのひとりがしゃべらないトランプマン。少し顔を震わせながらゆっくりマジックを始める。

そこに「きゃーー!」というSE。カードマジックも、最初は怖そうにするためゆっくりめにやっていたからか、時間がなくなってしまう。

最後、駆け足でやって焦ったのか、まさかの(たぶんガチの)失敗。そのままCMへ、というこれまたカオスな展開。

さらにCM明けも女王様が登場し、奴隷に扮した国崎と芝をパートナーにした通販番組『女王様と豚野郎のSM通販SHOW』へ。ちょっと照れ気味の女王様を助けるかのように、振り切った奴隷演技をするふたり。

国崎はともかく、芝が鞭を打たれたりする姿は新鮮。と、この直後にカッコいい芝が映る綾鷹のCMが流れたのが可笑しかった。

エンディングで、芝「ちょっと反省する点は無数にあったかと思いますが……(笑)」。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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