『有吉クイズ』で齊藤京子が心理戦で鋭い推理連発。ロンブー淳も「マジでスゴいと思う」と絶賛(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。

『有吉クイズ』

田村淳、齊藤京子、狩野英孝、石原良純が心理ゲームを行う「3名様で予約しました」という新企画。最初のゲームは、親役の淳が4つの水の入ったグラスいずれかに塩を入れてそれぞれの前に置き、3人はそのグラスを動かすことができるが、淳は動かせないというルール。言葉巧みな淳の言動で、いかに誘導する/されるかというもの。

「やっと淳さんをギャフンと言わせるチャンスが来た」と意気込む狩野。淳が塩水の入ったグラスを置いたのは齊藤京子の前。以前、齊藤京子は「心理戦めちゃめちゃ好き」と言っていたが『キョコロヒー』でも何かが好きと言っていたのが、実は全然そうでもないみたいなことがあったので懐疑的だった。

しかし最初から勘が冴え、石原の前に置かれた赤のグラスが安全そうと交換を申し出て、見事回避。狩野は最初こそ淳の心理を読んでいたが、考え過ぎて淳の演技に騙されていく。そんななかで終始、推理を的中させ、淳の心理を言い当てていく齊藤。淳も「齊藤さん、マジでスゴいと思う」と絶賛する。狩野の翻弄されっぷりも、らしさ爆発だった。

次のゲーム「割り箸サバイバル」では逆にドツボにハマった齊藤京子。16本の割り箸からハズレを引いたら負けというシンプルなものだが、1回に引く本数は自由で、4本先に引いた人が勝ち抜けという心理戦が加わっているのが肝。最初に引くことになった齊藤は、「一気に4本引いてお三方だけのゲームになるのはテレビ的に微妙」だからという余裕さえ感じられる理由で2本引くことを選択。が、2本目でハズレを引いてしまう。淳「調子乗ってたな!(笑)」。

「テレビの尺どうのって言ってましたけど、これだと尺、ショートしてる(笑)」「もうひと勝負したいね」という淳の提案で同じルールで再戦。ここでも“持っている”齊藤京子がまさかの展開を引き当てる。この強烈なキャラクターを持ったメンバーの中で完全にこの日の主役としてセンターに立っていた。

あと、勝敗予想するスタジオで有吉がせいやに「せいやってさ、こういうときは『齊藤さん』って言うけど、VTR観てるときは『きょんこ』って友達みたいに呼ぶ」と意地悪な指摘をしていたのもおもしろかった。せいや「一番恥ずいこと言わんでくださいよ。めっちゃ急に汗出てきた(笑)」。

『キョコロヒー』

サウナ好きの人がサウナを「押しつけてくる」という話で意気投合するふたり。ヒコロヒー「他人に対してそんなに押しつけてる時点でなぁ、あんまり整ってないやん(笑)」。

そんな話の流れから錦鯉・渡辺隆が『孤独のグルメ』風に「ちょうどいい」銭湯をリポートするVTRへ。朝までやっている「RAKU SPA 1010 神田」や居酒屋が併設された田端「梅の湯」に訪れた渡辺の、落ち着いたモノローグと哀愁漂う表情がとてもいい。ヒコロヒー「どっかのドラマ班に見つかったら、このまま(企画を)持っていかれる可能性ある……まあ、もともとドラマ班から持ってきてるんですけど(笑)」。

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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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