サッカーに関心のない齊藤京子とヒコロヒー「逆に一番攻めた」W杯特集(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『キョコロヒー』

サッカーW杯が始まったと聞いても「へぇ~」「ふーん」と無関心のふたり。そのため、「カゲセイヤ」ことサッカー好きのせいやと影山がW杯についてレクチャーする企画。わけもわからず日本代表のゴールキーパーのユニフォームを着せられているふたりに、せいや「逆に一番攻めてます(笑)」。

当然ながらサッカー知識がほとんどないふたり。特に齊藤京子は「キーパーがネットに触ってはいけない」とバレーボールか何かと混同したのか、謎ルールを自分の持つサッカー知識として発表する始末。ツッコまれても構わず小学生時代にやったサッカーでの恨み節を語り出すいつもの京子。

せいやは、日本代表選手を芸人にたとえて説明。それに「一番好き!」と喜ぶヒコロヒー。吉田麻也は、キャプテンでリーダーシップがあるから浜田雅功だと聞くとヒコロヒー「じゃあ、試合の結果は吉田さんが発表する?(笑)」。

伊東純也は、アシストもゴールもできるエースだからザキヤマ、前田大然は前線へ猛プレスをしてピッチをかき回すから爆笑問題・太田だと。松竹芸能の人がいないとヒコロヒーが言うと、「松竹の方は……入らない」とせいや。走ってる量だけなら長友佑都が森脇健児だと。せいや「(森脇は)内容のない走り(笑)」。

無理やりW杯企画をやる番組が少なくないなかで、この番組の場合は齊藤京子のために影山が「赤ちゃんに説明するように」オフサイドを解説するなど、無理やり感をしっかり『キョコロヒー』らしさに昇華していておもしろかった。あとコメントを寄せた本田圭佑の背景が相変わらずぶっ飛んでいてそれも可笑しかった。 

『ゴッドタン』

ティモンディ前田、わらふぢなるおとグレープカンパニーの2組を招いて「腐り芸人セラピー」。今や昼の帯番組のMCに抜擢され「腐り芸人」とはほど遠い存在になったハライチ岩井に対して「もう言い逃れできない」と劇団ひとりが言うと「今までのゴッドタンの映像、全部消してもらっていいですか?」と岩井。矢作「もう太陽芸人(笑)」。

そんなかつての岩井と、相方ばかりが脚光を浴びるという意味で近い立場の前田は「腐ってるのは僕じゃなくて世の中」「安直にテレビ作ってる奴が多い」と、若き日の“腐り三銃士”を思わせる腐りを見せ、「いいね!」などとひとりは喜ぶも、次第に前田の受け答えに対して「お前何やってもさっきから話聞かねえな」「聞き入れる態度がないの」と態度を硬化。板倉も「ちょっと上から鼻で笑うように否定してくるの」と言うと、ひとり「そう! マジでムカつくよね!(笑)」。

一方で、「ティモンディが普通のMCを目指すのは逆に遠回り」というノブコブ徳井の意見には「MCはないとか、そういうのはちょっと違うと思う。この形とかだったらないとかそれは違うと思う。前例がないから『ない』っていうのはおかしな否定だと思わない?」と前田を擁護するひとり。これに「ありがとうございます、言わずにすみました」と前田が言うと「なんかお前の態度、嫌いなんだけど! 冷静ぶっててさ、お前にはパッションがないんだよ!」と一喝。それに対しても「確かに……」と冷静に返そうとするのが前田の前田たるゆえんで、それが強さでもあり、弱さなのだろう。そんな前田に対して「ネタで評価されたわけじゃないのにブレーン芸人ぶってる」と痛いところをつく岩井もやはり鋭かった。

口笛なるおがTBSの合田隆信(バラエティ制作のトップ)にそっくりというくだりもおもしろかった。『ラヴィット!』あたりでもネタにしてほしい。


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1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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