写真を撮ることにこだわりを持つアーティストやお笑い芸人による連載「QJWebカメラ部」。
金曜日はザ・マミィ林田洋平が担当する。『キングオブコント2021』では、準優勝に輝いたザ・マミィの頭脳、林田。そんな彼は、自身のインスタグラムで発信するエモーショナルな写真も話題となっている。林田が日常の中で、ついシャッターを切りたくなるのはどんな瞬間なのか。
そんな場所な気がして
先日、とある場所でとても香ばしい治療院を見つけた。

施術はめちゃくちゃ痛いけど、我慢していれば絶対に治る。まず患者に長座の姿勢をさせ、それだけで痛い箇所を見抜く。
店主はぶっきらぼうだけど、腕は確かで、通っているうちに無表情でさらっとおもしろいことを言ってくれる。最初はマジメなのかふざけてるのかわからなくて戸惑いながら愛想笑いしちゃうけど、慣れてきたらその冗談がいちいちツボに入って、後から思い出し笑いしちゃったりするけど、そのおもしろさを友達とかに全然伝えられなくてドギマギしちゃう。
帰りにおつりと一緒にアメくれる。
たまに物静かにせっせと働くおばちゃんがいるけどそのおばちゃんと店主絶対何かある。
なぜか商店街の情報に疎い。野球の話をすると喜ぶ。
絶対に「小田」だと思ってた店主の名字が「小田」じゃなかった。先代が「小田」だったらしい。もう先代の代より今のほうが長くなっちゃって感慨深いとのこと。
東京の証券会社に務めている息子がいる。あとを継いでほしいとはもう思っていない。
最後まで現役にこだわっているが、今はお客さんを増やすことは考えていない。今まで通ってくれてなじみのお客さんの予約を優先できるように。
行ったことないけど、そんな場所な気がして写真に収めた。と言いたいところだけど、今考えた。

加賀翔(かが屋)、中山莉子(私立恵比寿中学)、セントチヒロ・チッチ(BiSH)、長野凌大(原因は自分にある。)、林田洋平(ザ・マミィ)、森田美勇人が日替わりで担当し、それぞれが日常生活で見つけた「感情が動いた瞬間」を撮影する。
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