「もう一生ものまねできないと思った」原口あきまさがIMALUからの逆ドッキリに取った歯を見つめ絶望(てれびのスキマ)

2022.5.20
てれびのスキマ

テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『水曜日のダウンタウン』

これまで検証してきた説を逆ドッキリバージョンに。「音声さんの巴投げ不可避説」などの「不可避」シリーズの新作として「社交ダンスのパートナーからの内股不可避説」。

内股を仕かけるのはRIZIN王者の伊澤星花。これをジャンポケ太田が内股をすかし、逆に投げるという逆ドッキリ。太田も芸人界屈指の柔道の猛者といえども相手は柔道出身の格闘家。いくら不意打ちでも投げるのは無理なんじゃないかと思っていたら案の定、内股をすかすことには成功したものの、投げようとしても耐えられ、逆に瞬時に飛びつきフロントチョークを極められ、タップアウト。「名勝負」だった。

そして今回、屈指の“名勝負”となったのは、「有名人の身内気をつけないと悪いモノマネ芸人にオレオレ詐欺で騙される説」。前回、原口あきまさがさんまになりすましIMALUにドッキリを仕かけたが、さんまがするはずのない親子共演の相談をしてしまったため失敗。そのリベンジ検証として原口が再挑戦するが、IMALUが不倫の相談をし始めるという逆ドッキリ。

最初は完全にさんまだと騙されている様子のIMALUに満面の笑みを浮かべていた原口だったが、不倫の話を切り出されると、スタジオの川島が「そんときのさんまさんの顔してるやん」と形容するほどの困惑の表情になって言葉を失う。「柳葉ばりの険しい顔」とナレーション。

さらに「別れたらバラすぞ、晒すぞみたいな、それで変なこと言われたらさ、ボスのほうにも記者の人が来ちゃっても嫌だしなぁって」と言われると「それはもう俺が守るからやな」とさんまになり代わり男気を見せ、電話を切る。

「ヤバくないですか?」「放送は絶対できないですよね……」「終わったな……」と聞いてはいけないものを聞いてしまった原口は頭を抱える。

スタッフからIMALUが激怒していて吉本やさんまにクレームを入れると言っていると伝えられると「俺が全部責任取るんで……最悪のことは考えとかないと」と取った歯を見つめ絶望する原口。

ネタバラシされると「もう一生ものまねできないと思って……」とホッとする原口にものまね芸人がいかに相手との繊細な関係性で成り立っているのかを改めて感じた。松本はさんま本人も同様の告白をされたら「あんな感じになるんちゃうかな」と推測した上で「さんまさんも歯取るんちゃうかな?(笑)」。

『テレビ千鳥』

代官山に泣きながら登場した大悟が発表した企画は「ど根性花を応援したいんじゃ!!」。コンクリートの隙間、アスファルトに咲く花を応援するという謎企画に「深夜に戻ってからおかしくなってる!」と嘆くノブ。

たんぽぽを見つけ、「どうしてここに咲いた?」などと話しかけ「聞こえてくるから聞け!」とたんぽぽの言葉を聞こうとする奇行に「よし、帰ろう」「これは無理よ」とノブ。結局、たんぽぽは「セフィ」という名前であることが“判明”し、セフィの母親探しをすることに。

喫茶店の軒先にたんぽぽを見つけると、店員に「店先のたんぽぽとしゃべっていいですか?」と自ら取材交渉に行くほど。偶然、「ど根性木」を発見するとテンションが上がり、いつの間にか、ノブも前のめりになっているのが可笑しい。

スマホで写真を撮ると花の名前がわかるアプリで花の品種を調べながらロケを行っているのだが、その名前が聞いたことないものばかりで、特に「鬼田平子(オニタビラコ)」など思わず笑ってしまうものばかり。

たんぽぽの綿毛を発見し、これがセフィの母親に違いないと主張し、ノブをセフィのところまで行かせリモートで会話させてあげるという大悟。が、結局、それはたんぽぽではなく野芥子(ノゲシ)。その名を「カーブばっかり投げるピッチャー」とたとえるノブも冴え渡っていた。そしてノブが吉幾三「Dream」を歌って聴かせる。まったく色あせないノブ「Dream」の破壊力。

ひたすらバカバカしいふざけた企画だけど、『ヤギと大悟』でも顕著だった生来ロマンチストの気質のある大悟だからこそちゃんと体重の乗ったおもしろさになっていた。

【関連】原口あきまさ、自分は“芸人になりたかった人間”。芸人に対する憧れや深い愛情と複雑な思い


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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