「自分が走りたい道を走る!」出川哲朗の生き様を表すドライブに有吉弘行も唸る(てれびのスキマ)

文=てれびのスキマ 編集=梅山織愛
トップ画像=『クイック・ジャパン』vol.153より


テレビっ子のライター“てれびのスキマ“が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。バラエティやドキュメントの中で起こった名場面、名言、貴重な会話の数々を書き留めます。2020年から毎日欠かさず更新中。


『有吉クイズ』

「出川のドライブ・マイ・カー」と題して出川が長年乗りつづけている有名な愛車「ポルシェ911 カブリオレ」に乗って行きたいところにドライブする模様に密着。

町田市にある行ったことのない店に行くというが、「人に命令された道を走りたくない。俺は自分が走りたい道を走りたい!」とカーナビなどはつけていない。地図も一切見ないという。看板などを頼りに向かい、わからなければ街行く人たちに聞けばいいというスタンス。出川「オジさん、オバさんが俺のカーナビだから!」。

ナビ同様、ETC(出川が言うところの「E.T.」)もつけず、4月に大幅に値上がりした料金に驚く出川。ETCとの料金差を教えられ「出た出た!」「なんてムダな人生送ってたんだ」と嘆く出川が可笑しい。

途中、渋滞がなぜ起こるのか解説したVTRが挟まれたときにスタジオのせいやが「監修:国?」とツッコんでいたのが秀逸だった。

高速を降り地元の人の「30分以上まっすぐ」という言葉を信じ、大幅に行き過ぎてしまう出川。すっかりあたりは真っ暗。結局目的地までナビどおり行けば1時間程度の道のりを2時間15分かけて到着。その目的も実に出川らしかったし、その目的を達し、帰り道、幸せそうに車を走らせる光景がとてもよかった。

なんだか出川の遠回りしながらも自分らしさを貫く芸人人生や生き様を表すようなドライブだった。有吉「昔は出川さんがポルシェ乗ってるって画だけで笑ってしまってた。ダサいよ、似合わないよとかね。だけど今見たら年齢重ねてお似合いの感じになっててステキだなと思った」。

『爆問×伯山の刺さルール!』

伯山が休養から司会に復帰。せいやが代役で司会をやった回を観たそうで「衝撃受けました! あまりにも俺とレベルが違い過ぎて。せいやさんを師匠って呼びたい」と伯山。

今回はザブングル加藤に密着。「どんな副業をしている?」という問題で「あぶり棒」という道具を使うというヒントに田中は「悔しさをよくわかってるんで悔しい思いをした人のために『必殺仕事人』」と解答し「あぶり棒の加藤」とつけ足す。

これに「田中さん、大喜利が鼻につくくらいになってきましたね」と伯山。この番組が始まるまでは大喜利は嫌、苦手と避けていたとは思えないほど「やりたくてしょうがない」感じ。ついには太田が解答を出したあと、その解答について話している途中にもボタンを押して答えようとし「相方の絡み潰さないでください」とせいやに注意されるほど。太田「お前さぁ、自分のことしか考えてない!(笑)」。

「加藤がショックだった次男の将来の夢とは?」という問題には「何も買ってくれないからもういいって言って『ツイッター社を買収』」と時事的な解答をして伯山に「円楽師匠みたいな解答」と評される。すっかり大喜利の楽しさに目覚めた様子。

「お笑いに悩む加藤が自分の部屋で始めたことは?」という問題には「写経」と答えるのだが、ボタンを押し負けた太田が書いたのもまったく同じ「写経」。太田「俺のが早かったの!(笑)」。

大喜利という場においても仲よく小競り合いしつづける爆笑問題がとてもいい。

【関連】出川も唸る“有吉の底力”「悔しいけど、これが冠の差だな」


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。