『水ダウ』「好きな人おんねん!その娘に告白したいねん!」チャンス大城、魂の命乞い(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

文=てれびのスキマ 編集=高橋千里
トップ画像=『クイック・ジャパン』vol.104より


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

『水曜日のダウンタウン』

「出演者が店に直接許可を取るタイプの街ブラロケで店に入った相方が待てど暮せど戻って来なかったら最悪の事態も想像しちゃう説」に蛙亭。

イワクラが仕掛け人で中野がターゲット。中華店に入ったきり10分経っても帰ってこないため「ちょっとのぞいてみますか」と中野が店の中に入る。

店内には争ったような跡と、床には血痕。目が据わった不気味な表情の店主に聞いても、まともな答えを得られないめちゃくちゃ怖い展開。

外にいるスタッフに助けを求めてもおかしくない状況だが、中野は怖気づくことなく果敢に店主を問いただす。すると2階からイワクラの唸るような声。

店主は制すも「ただならない声が聞こえたんで」と半ば強引に2階に上がっていく。肝が据わっていて、イメージとは裏腹に男気にあふれている中野。彼女が絶えたことがないというモテっぷりの一端がうかがえるようだった。

もうひと組は仕掛け人にザコシショウ、ターゲットはチャンス大城。今回はザコシにつづきスタッフが先に行き、スタッフも戻ってこなくなるという展開。

チャンスがひとりだけになってしまい、反社がやっている店なのではと疑う。そこに添えられたテロップが「反社街中華」。

なかなか店に入る勇気が出ず、コンビニで飲み物を買ったり、近くの店で買ったパンを食べたりして40分が経過。ようやく意を決して店に入ると、もぬけの殻。

2階に上がるとザコシやスタッフが縛られている。それを助けようとするも、背後に例の不気味な店主。

命の危機を感じたチャンスは「ちょ待って、ちょ待って! 好きな人おんねん! その娘に告白したいねん、頼む! 待ってくれ! 俺、まだ遊園地も行ったことないねん!」と独特な命乞い。

そしてネタバラシすると「ああ、ここで終わりやなぁ思って、人生。まぁそんなもんかなあって。やっとテレビちょろっと出だしてから最後、殺されんねんなぁと思って。まぁそれが俺の人生やなぁと思って」となんだか切ない思いが去来するコメント。すごく人間くさくてよかった。

検証結果は「ちなみにチャンスが告白したい相手は3時のヒロインゆめっち」。ゆめっちも『THE夜会』などでチャンスが好きだと言っていたので、遊園地デートが実現してほしい。

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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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