『水ダウ』“松本人志ものまね芸人”JPらが難癖をつけられ、三者三様の結果に(てれびのスキマ)

てれびのスキマ

文=てれびのスキマ 編集=高橋千里
トップ画像=『クイック・ジャパン』vol.104より


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『水曜日のダウンタウン』

たびたび行われる高齢者取材シリーズ。今回は「本物のハチ公を見たことがある人 まだギリこの世にいる説」。

ハチ公が亡くなったのは、1935年(昭和10年)、約87年前。毎日のように渋谷駅周辺にいたため、90歳台なら見たことのある人はいそう。

渋谷に関する生々しい貴重なエピソードが数多く得られ、証言から、主人を待っていた健気な犬というよりは、酔客から焼き鳥をもらっていたというハチ公の実像が寄せられる。

驚くべきことに、渋谷駅の銅像はハチ公が亡くなる1年前、つまり生きているうちに作られたもの。

除幕式には本物のハチ公も出席。「人間でも独裁者くらいしかやらなそうな、まさかの生前パターン」という悪いナレーションがつく。昭和9年公開の映画『あるぷす大将』には動くハチ公の映像も。想像以上に大きい。

当初は難航したが、3週間以上の調査で、ハチ公を見たことがある人を複数発見。その中にはドクター中松も。さらには実際に頭をなでた人も発見。今回もとても興味深い内容だった。

「『それ 俺の方が先にやってる』とキャラ被りに難癖つけてくる先輩かわすのムズい説」では、やす子にテキサスが「自衛隊キャラが被っている」と難癖。

初対面のやす子は、テキサスが座ってもなかなか座らない。「1任期」とか「89小銃です。64ですか!? うわー!」など、元自衛隊員同士だからこそわかる会話でひとしきり盛り上がる。

「自衛隊キャラを封印するみたいなことできたりする?」と本題に入ると、「うっ、自衛隊のキャラを? うわー!」と苦悶したあと「自衛隊芸人、辞めます」と決断。「いいの?」と逆に戸惑うテキサスに、「上官の命令は絶対なので」とやす子。

その後、テキサスの“温情”で服装、一発ギャグ、しゃべり方まで、一部を認める「不平等条約」を結んでいったところでネタバラシ。

ゆーびーむ☆から難癖をつけられたエルフ荒川は、やす子とは対照的に「負けたら死ぬって世界だと思うので」「被ってしまったら、私は負けないようにがんばろうって思っているので」ときっぱり拒否する意思の強さを見せる。やす子と荒川、どちらも“らしさ”が出てた。

最後のターゲットはJP。難癖をつけるのは松本等しい。が、あまりにもしゃべりができず何を言っているかわからない。フジモン「松本さんが等しいに難癖つけるのも見てみたい」、松本「なんぼでもつけれるけどな!(笑)」。

『ロンドンハーツ』

以前のサシ飲み企画で、陣内とバカリズムが芸人のカテゴリ分け(鶴瓶組、さんま組、松本組、たけし組)をした際、スタジオトークでは悪ノリで「淳とニッチローが同じグループ」だとされたため、「こんな2人を飲ませたら」特別編として淳とニッチローの対談が実現。

いつになく不安げな淳。まず、年上なのか年下なのか情報がまったくないと。

実際に話してみると、キンタロー。と同期とか、小石田純一と仲がいいとか、ジャッキーちゃんという名前をつけたのがニッチローだとか、ニッチローが素人時代に勤めていた飲食店に亮が毎日のように通っていたとか、興味深い話は出てくるが、どうしてもふたりの会話というよりは、淳からニッチローへのインタビューのようになってしまっていると注意が入る。

その後は質問グセを我慢しながら自分の話もするようになり、共にとんねるずへの憧れがあるという共通点などが判明。

「どういうところで人を判断するか」とニッチローに聞かれた淳は「人当たりみたいなところ。今日でいうと、店員さんにどんな感じで接しているんだろう?とか」と答える。

その少し前の会話中、ドアの外でジューッと音が鳴っていたため、ふたりの話が途切れるのを待って店員が入ってきたんだと気づいたニッチローが「待たせてすみません」と店員に声をかけていたことを指摘。「そういう配慮ができる人は信用できるなって」。

やはり、しっかりといい対談に仕立て上げる淳の話術がスゴい。次回は小石田純一という話になり、バカリズム「一点突破の方と淳さん、相性がいい(笑)」。


『有吉ぃぃeeeee!』

オープニングの街ブラパートは花園神社。そこで上京の話になり、田中は3月末、タカとトシは4月16日と、上京した日付までしっかり覚えている。

有吉は「平成6年6月6日。666」という悪魔の数字の日、オール巨人の弟子謹慎中に上京。有吉「巨人師匠のところを去って、悪魔に魂を売ってこちらに。大阪から逃げるように(笑)」。

明日観たい番組:『かりそめ天国』もう中学生が食品サンプル工場に潜入!

『かりそめ天国』(テレ朝)2時間SP。「食品サンプル工場の超スゴ技×もう中学生」「浜口京子がNo.1ご飯のお供を探す旅へ」。

『脱力タイムズ』(フジ)フワちゃん&鈴鹿央士。

『やぶからディッシュ』(テレ朝)MC:阿佐ヶ谷姉妹、本田翼。旅ゲスト:川島明、松本まりか、満島真之介。

『タモリ倶楽部』(テレ朝)「来たれ若人!今オススメの就職先!日本全国こんなに楽しいロケカメラマン」。

『アナザーストーリーズ』(NHK)「三島由紀夫 最後の叫び」。

『ドキュメント72時間』(NHK)「冬の終わりに 移動スーパー 集落をゆく」。

『しろめし修行僧』(テレ東)スタート。主演:ハナコ岡部。

『先生のおとりよせ』(テレ東)スタート。向井理×北村有起哉。

『カムカムエヴリバディ』(NHK)最終回。

『あさイチ』(NHK)「プレミアムトーク」高橋一生。

『徹子の部屋』(テレ朝)かたせ梨乃。

『A-Studio+』(TBS)二宮和也。

【関連】なぜ昔のたけしはOKで今の松本人志はNGなのか


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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。