「“ライブを観た”というよりは“時代を見た”」SKY-HIが『THE FIRST FINAL』初日を終えて感じたこと【『BE:FIRST Gifted Days』レポート#17】

『BE:FIRST Gifted Days』レポート#17

文=坂井彩花 編集=森田真規


SKY-HI(スカイハイ)が率いる会社「BMSG」が仕かけたオーディション『THE FIRST』。そのオーディションによって誕生した7人組ボーイズグループ「BE:FIRST(ビーファースト)」のデビュー後の日々を追いかける番組『BE:FIRST Gifted Days Road to THE FIRST FINAL』。

第17回では、SKY-HIが『THE FIRST』の“卒業式”と位置づけた『THE FIRST FINAL』(1月29日・30日、ぴあアリーナMM)初日の裏側の様子が届けられた。


“卒業式”を直前に控えたステージ裏

2022年1月29日。直前リハーサルを終えて、いよいよスタートする『THE FIRST FINAL』。メンバーが使用するマイクを撮っているカメラに、勢いよくカットインしてきたのはSHUNTOだった。「物撮りの邪魔しようとしたのにバレたな……」と話し、まだ緊張していない様子で「2曲目の入りをスタンバイしたら緊張すると思います」とコメント。

中学生組のRYUHEIとTAIKIは、同年代ならではの軽快なかけ合いを見せた。RYUHEIが「実はお客さんのほうが緊張していたりする。だから、僕たちが緊張をほぐしてあげないといけないんです」と話せば、まるっきり同じ内容をTAIKIが復唱。RYUHEIは「わかってるね! やっぱり!」と大げさにリアクションして、TAIKIと握手した。

LEOは「クリエイティブ審査」Team AのメンバーであるNAOKIと直前に連絡を取っていたことを明かし、NAOKIから「2日間出られないのは本当に悔しいけど、成功を願っている」と伝えられたという。

SKY-HIと話すRUI&TAIKIは、少し緊張しているように見えた。SKY-HIから「いい経験にしようね」と声をかけられると、ふたりそろって「はい!」と元気な声で返事。TAIKIは「感謝しながらぶちかまします」と興奮を口にし、RUIは「これ、たぶん生きてる感覚ないですね。終わったら覚えてない」と落ち着かない様子で話していた。

SKY-HI「To The First」で幕を開けた『THE FIRST FINAL』

開演時間の18時、ぴあアリーナMMのスクリーンに映し出されるオープニングのVTR。SOTAは「終わりは見えているけど、今からライブが始まろうとしていて、終わりが見えてないです。絶対明日終わるのに、今始まってしまうのに、終わりが見えない」と、ライブ前の複雑な胸中を語った。

いよいよスタートする“卒業式”に向けて、『THE FIRST』主催者であるSKY-HIも「ちょっと緊張してきたな」と漏らした。スタッフに「じゃあ、行きましょうか」と声をかけられ、SKY-HIがステージへ。自身で書き下ろした『THE FIRST』のテーマソング「To The First」を、ひとりでパフォーマンスした。

2曲目「Mr. Psycho」でメンバーが続々とステージに現れる。1曲終えてステージ裏に戻ってきたメンバーには笑顔があふれていた。興奮が抑えられない様子のSOTAは、「もうヤバイです。BE:FIRSTのライブだと休憩がないので始まったら終わってるんですけど、裏へ帰ることによって毎回実感できるのでめちゃくちゃ楽しいです。アリーナの景色を見てからメンバーを見ると、『山梨の合宿所にいたメンバーなんだけど』ってなります。エモ過ぎる」と話した。

いざステージが始まると、各メンバーそれぞれリラックスして楽しんでいるようだった。「ナナイロホリデー」を口ずさみながら、「やってから全然緊張しなくなりました。一人ひとりに楽しさを伝えていくようなイメージで楽しんでます」と話すRUI。興奮気味のTENは、「思ってた倍の人がいる。(感動して)泣いてくれている人とかお客さんの顔が見えて、すごくうれしいですね」とコメントした。

「(BE:FIRSTの)ワンマンもすごかったんですけど、規模がでかいから熱量がすごいですね。全部ホームの雰囲気というか、アウェイ感がまったくないのがすごくやりやすくて最高です。“楽しい”しか出てこない」と頬をゆるませのはJUNONだ。

Team Cによる「YOLO」のパフォーマンス後には、この日一番の拍手が巻き起こった。

「叶えたい夢やなりたい自分があるから、がんばる姿は美しい」


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坂井彩花

(さかい・あやか)1991年、群馬県生まれ。ライター、キュレーター。ライブハウス、楽器屋販売員を経験の後、2017年にフリーランスとして独立。『Rolling Stone Japan Web』『Billboard JAPAN』『Real Sound』などで記事を執筆。エンタテインメントとカルチャーが..