ノブコブ徳井が影響を受けた“一番吉本っぽくない”芸人・カリカが大成しなかった理由(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『しくじり先生』(ABEMA)

ノブコブ徳井が「ネタは天才的に面白いのに大成できなかった芸人」について授業。

まず、ネタはおもしろいが大成していないと思う芸人を“生徒”に挙げてもらう。ザ・マミィ酒井は江戸むらさき、林田はさくらんぼブービー、澤部は18KIN、奥森皐月は街裏ぴんくを挙げる。

今回、徳井が話すのはカリカ。「ノブコブはカリカがいなかったら今はない」という。ちなみに酒井は、偶然にもマンボウやしろの姉と遭遇し、酒を飲ませてもらったことがある奇妙な縁が。

「一番吉本っぽくなかった」というカリカについて、徳井は「伏線回収コントは全部カリカが始めたと言っても過言じゃないくらい」と評価。

当時、東京の吉本は極楽とんぼ、ロンブー、ココリコがトップの「銀座7丁目劇場」組と、ガレッジセールがトップの「渋谷公園通り劇場」組、品川庄司がトップの「東京NSC」組がライバル関係にあったそうだが、カリカはガレッジセールの下として入った1年目にもかかわらず銀座に出て伏線回収コントで笑わせていたという。

徳井は「極楽とんぼ、ロンドンブーツをやっつけに行っているという姿、カッコよくて仕方なかった」と述懐。

主に演劇の劇場で、芸人が使うことがなかった北沢タウンホールで単独を行ったり、芸人が演劇をやるなんて「スベっている」という風潮がある時代に劇団を自ら旗上げしたりするなど、唯一無二な存在だったカリカ。そんなカリカに吉村は無名時代から「お坊」と呼ばれ、かわいがられて劇団の主演に抜擢されたそう。

徳井が中でも衝撃を受けたのは、2005年の『M-1』予選で行った「たくさんの配役を立ち位置で決め、入れ替わる」革新的な漫才。練習をうしろから観て「優勝できる」と確信したほど。

しかし準決勝敗退。その敗因をやしろ本人が「ゼロイチは作れるが、その時点で自分の欲は終わる。それを100まで叩き上げないと決勝には行けない」と言っていたという。

それこそが、カリカが大成しなかった理由だと徳井は言う。つまり、新しいことを生んでも、それを熟成し、多くの人に伝える努力はせず、また別の新しいことを始めてしまう。

現在、カリカのふたりは「ニューカリカ」を結成し再活動中。徳井が「どこまで本気かわからない」と言う、その掴みどころのなさがやっぱり魅力的。

『キョコロヒー』

「副業をやるなら」という話題で、ヒコロヒーは銭湯をやりたいと言うも、「番台」の意味がわからない齊藤京子。

それでも、「あ、つづけてください」とわからないまま進めようとすると「なんでわかった感じでつづけようとするの?」とヒコロヒー。齊藤京子「あ、こりゃマズいぞってなってます、今(笑)」。いかにも齊藤京子という感じでおもしろい。

その彼女は「麺屋京子」をやりたいとコメント。「番組でやったことある気がするんですけど……やったことないかもしれないです」と言うと、ヒコロヒー「そんな不確かな話することある?」。ずっと齊藤京子に翻弄されるヒコロヒー。

スナックの名前は「蘭」や「潤」など漢字の名前がカッコいいという話になると、ヒコロヒーは自身の名前を漢字にするなら「非道」「殺人」「否定」で「非殺否」だと。

「THE FIRST BREAK」にはとろサーモン久保田。『M-1』後の炎上のあと、守りに入ってはいないかと聞かれ、久保田はきっぱりこう言う。

「そこは別に変えてない。思ったことを言ってるし、カットされるのも想定内やし。カットされることよりも言いたかったことを言えなかったことのほうが後悔が大きい。まあ、賛否両論。ここで変えたら俺を応援してる取り巻きが許さないんで。あ、ファンね。ファンのこと取り巻きって言っちゃった(笑)」。

スタッフから「気をつけたほうがいいスタッフは?」と聞かれると「こういう質問をしてくるお前みたいな目の真っ黒の汚い男だよ」。不敵な笑みを浮かべながら「ヒコロヒーのまわりにいる、身内と思っているけど腹黒いスタッフがここにいる」と鋭く言い放つ。ひと筋縄ではいかないカッコよさがあった。


明日観たい番組:ピン芸人の日本一決定戦『R-1グランプリ』決勝!

『R-1グランプリ』(フジ)kento fukaya、サツマカワRPG、金の国・渡部おにぎり、ZAZY、吉住、お見送り芸人しんいち、寺田寛明。

『週刊さんまとマツコ』(TBS)「80年代伝説のブランド・セーラーズ人気再燃!ケタ外れ伝説」。

『有吉ぃぃeeeee!』(テレ東)軍団対抗『桃太郎電鉄』後編。

『くりぃむナンタラ』(テレ朝)「50歳で仕事激増!錦鯉・長谷川のスペアを探そう選手権!」。

『テレビ千鳥』(テレ朝)「あのK-POPアイドルに会いに行きたいんじゃ!!」。

『ガキの使いやあらへんで!』(日テレ)「ぬるぬる部」完結編。

『ドキュメンタリー「解放区」』(TBS)「ももいろクローバーZの現在地」。

『ボクらの時代』(フジ)城田優×三浦翔平×米本学仁。

『おかべろ』(フジ)ますだおかだ岡田。

『全っっっっっ然知らない街を歩いてみたものの Season2』(フジ)開始。

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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