しずるKAƵMA、別名義でYouTubeチャンネルを5個やっていることを明かす(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『アメトーーク!』

満を持して「しずる池田大好き芸人」。池田について、又吉は「存命の芸人の中で一番話題になる芸人。必ず芸人が集まると池田の話題に1回はなる」と評し、森田は「あまのじゃくで売れることに照れてる人」「あえて逆に行く」のだと解説する。闇営業問題のときの『グッディ!』あの有名なインタビューも、政治家などが、言うことあるのに止まらずに行ってしまう“逆”で「言うことないのに止まったらどうなるんだろう?」と考え、行ったことだという。ちなみにその際、社員から「裏から出てください」と言われて裏から出るも、バイク乗り場が表だったことから取材を受け「一個しかない正解」を叩き出したのだそう。

「KAƵMA」への改名(それもローカル番組のテロップでの発表)はこの収録の前日だったそうで、その話をしたあとに企画タイトルのテロップも「しずるKAƵMA大好き芸人」に。

しずるは、村上とKAƵMA両方がコントを書き、それが完全に分かれている稀有な関係性。「芸人が笑うネタをやりたい」KAƵMAに対し、村上は「お客さんウケ」するタイプだという。両方のエッセンスを取り入れればいいのではないか、という蛍原にKAƵMAは「それをしたくない理由があって、僕のネタは100%従ってもらいたい」と語る。このふたりの関係性でコンビとしてつづいているのがとても興味深い。「村上は別に(企画で)やりたいほどイタい奴」だと品川。

KAƵMAがファミマの店内放送で結婚発表したことは有名だが、第一子の報告も池田が別人格でやっているポッドキャスト番組『不良ラジオ』だったそう。さらに身分を明かさず別名義でYouTubeチャンネルを5個やっているという。それが『ホセ・ミゲルのバンジョー講座』(放送前の登録者数600人)、『HASHIMOTOねぇ料理しない?』(同56人)、『周介の遊僕MEN』(6人)、『双子の弟の方のcoordinate soldier』(9人)、そして極めつけがアイコンが有刺鉄線『rickの「étiquette」』。登録者はさらば森田、コマンダンテ石井、囲碁将棋・根建の3人のみ。編集はすべて奥さんで、最初は初心者だったため「タイトルテキスト」というサンプルがそのまま残っていたりしておもしろ過ぎる。KAƵMA「広めようとも思ってない。そこも逆に行ってる。お金稼がずに5個行ってみようって」。

「“不良”マインドへの憧れ」「ほとばしる芸人愛」「すべて逆へ行く」といった愛すべきKAƵMAの生態がよく出ていて最高だった。登場時は「怖い」と漏らしていたゲストの広瀬すずも「大好きになりました!」と印象を一変させる。KAƵMAは退場するときにひと言「売れてくるわ」。

『週刊さんまとマツコ』

芸人の稼ぎ方が大きく変化しているということで、そのあたりに詳しい鬼越トマホークが解説。「テレビのギャラだけで食っているのはさんまさんと黒柳徹子さんだけ」と言い放つ坂井は、さらに「テレビはバイト」とうそぶく。「テレビに出てさんまさんのポジションを奪おうなんて思っている若手はひとりもいない」「僕らは解釈が違う。さんまさんの番組に出て爪あと残して稼ごうじゃない。さんまさんが元気なところを見に行って1万円もらおうって」と。さんまと共演し、顔を売り、SNSで知名度を増やすことがテレビに出るメリットだと語る。

昨今の芸人は「テレビ」と「YouTube・配信ライブ」との二刀流か、「オンラインサロン・ファンクラブ」を加えた三刀流で稼いでいる。鬼越の見解では、吉本でさんまの次に稼いでいるといわれているのはかまいたちだという。彼らは三刀流のトップ。「港区にビルが建つくらい」だと。KAƵMAとは真逆。坂井「さんまさんやマツコさんはテレビにプライドを持っている。かまいたちさんはお金に魂売り渡した(笑)」。

そんな話を感心しながら聞いていたさんまだが「寿命を考えてる」と目が鋭くなる。「テレビも60年の歴史があるからちょっとバテてきてるけども、YouTubeもオンラインサロンもバテるはずやからな、バテ待ちや!」。長きにわたり第一線を走りつづけているすごみを感じた。


明日観たい番組:有吉にさまざまな問題を出題する特番『有吉ダマせたら10万円』

『有吉ダマせたら10万円』(フジ)指原莉乃、若槻千夏、フワちゃん、相田周二、狩野英孝、Snow Man。

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)「裸芸人軍団きんに君&しらき&あかつVS服着た芸人」。

『マツコ会議』(日テレ)「占い師しいたけ.がマツコを占う」。

『千鳥かまいたちアワー』(日テレ)「山内が選ぶ!山内の代役はこの人…“類似タレント”と企画挑戦」。

『ゴッドタン』(テレ東)「アシスタントダンス選手権」。

『霜降りバラエティX』(テレ朝)「最年少VS最年長M-1王者 錦鯉と対談」。

伊野尾慧、神宮寺勇太『准教授・高槻彰良の推察2』(フジ)開始。

『甘美王』(テレ東)主演・竹内力。

【関連】しずる池田、「KAƵMA」に改名。「こんなに迷惑をかけるとは……」と謝罪しながら説明


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。