菅野美穂「観終わったあとの脱力感。この感じが『あらびき団』」ゴールデンでも変わらず健在(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『あらびき団』

3ブロック総勢33組の中から最強パフォーマーを決めるという趣旨。まず「あらブロック」最初のパフォーマーはマイスイートメモリーズ。これに「『あらびき団』ってこんな番組でしたわ。これがトップバッターですよ。深夜となんにも変わってない」と東野が言うように本格派からいかにも『あらびき団』なネタまで多種多様な感じがいつもの『あらびき団』。

悪意あるカメラワークや編集も健在。「あらブロック」が終わり、感想を聞かれると「笑い過ぎてあんまり覚えてない」とゲストの菅野美穂。

「ちゃんとした番組だというのを内外にアピールする意味でガクヅケ」と本格派のガクヅケとザ・あらびき芸の庄司智春のどちらを勝者に選ぶかで迷う東野。「各ブロック1組だけ」と藤井に釘を刺されると「誰がシビアなん求めてるんですか?」と言いつつガクヅケにしようとするも「つまんなーい。『あらびき団』なんだから! 東野さんがルールだから」と菅野。

結果、庄司を含め2組が「あらブロック」の代表に。菅野美穂はオープニングで番組が「ずっと大好き」だったと語っていたとおり、終始『あらびき団』イズムを感じた。

モンスターエンジン「神々コント」、キュートンの集団芸、風船太郎の『水曜日のダウンタウン』とまとめて撮ったのかなという雪山ロケなど『あらびき団』常連組が出てくるとやっぱりうれしい。メグちゃんが元気そうなのもよかった。

ザコシショウは「はじめてのシュー♪」と歌って始まる「キテレツ漫談」。「なんで世間でザコシショウって評判ええの? 15年前は笑ってんの我々だけやった。今、逆転です。我々が笑ってないってどういうこと?」と笑う東野。

最後に登場したのはスルメ。「ひとりあっち向いてホイ」でテンパるスルメがオモシロ過ぎる。東野は「こんなん勝たれへん!」と「団ブロック」の勝者に選出。

「スルメさんがいることを今日の12時までに世の中に知らすのが我々の仕事かなと思って。明日になったら全員忘れてもらってけっこうなんで」と2時間通しての最強パフォーマーにもスルメが選ばれる。

「この選択以外あり得ない」と菅野も納得。「笑い疲れました。でも観終わったあとの脱力感。この感じが『あらびき団』」という彼女の感想がまさにこの番組を表していた。

『全力!脱力タイムズ』

ゲストはパンサー尾形と佐野勇斗。世の中にはフェイクニュースがあふれているということで映像の中に隠されているフェイクを解き明かすという企画。

その中に、あるアーティストのライブの幕間に流れる応援メッセージVTRに尾形が出演している映像が。大ファンだと語る尾形だが、実はそのバンドの曲を聴いたことがない。というかそもそもそんなバンドは実在しない。

頼まれたとおり言っていることが発覚。「芸人みんなやってますよ!」という尾形だが、さらに番組オープニングから、佐野が「パンサー」を「カイザー」と言い間違えたり、尾形のギャグ「サンキュー」をワタリ119の「レスキュー」と言ったのをツッコんだりしていたがこれも事前に綿密な打ち合わせをしていたことが明かされる。

それどころか奥さんや自宅の写真が出てきて「どっから手に入れたんだよ!」と抗議していたがそれも自ら提供した写真だった。「こういうのがテレビでしょ!」と反論する尾形に「言われたらなんでもやるんですか?」と追求するアリタ。

「台本に書いてあることとディレクターさんに言われたことはなんでも忠実にやってくれる」ことがわかったと佐野が言うとアリタは「これはできないとか、これはこうしたほうがおもしろいとか、そこはけっこうスタッフと戦うんですよね。そんななか、こんなにガバガバの男は……やりやすいんでしょうね」と半ばあきれたように言う。

これに対し「いいじゃないですか……! そういうねぇ……そうやって生きていく芸人もいるんですよ! 全部が全部、アリタさんみたいにおもしろいこと考えられる芸人じゃないんですよ! やっと見つけたんだ、俺は!」と激昂する尾形。「台本どおりにやる芸人を?」とアリタ。

「そうですよ! いないんだよ! 芸人で俺みたいな奴が! 台本芸人っていないんだよ、実は!」「やっと見つけたんだ、俺は食ってくぞ、これで!」。

こういう道はけっして悪くないし、その熱い訴えは胸を打つものがあった。

「台本芸人」だからと佐野勇斗の告知文を読む尾形。が、佐野勇斗(はやと)を「ゆうと」と読んでしまう。尾形「こういうところなんですよ……(笑)」。


明日観たい番組:『しゃべくり007』にザ・ドリフターズなど

『しゃべくり007』(日テレ)ザ・ドリフターズ(高木ブー・仲本工事・加藤茶)、ジャングルポケット。

『激レアさん』(テレ朝)「知識ゼロの状態から1円もお金をかけずに完全独学で10年以上ゲームを作り続けていたら商品化までされちゃった人」として野田クリスタル、「なぜか路線バスを購入してしまい愛車として乗り回している彼氏と、それゆえにその路線バスでデートをする羽目になっている彼女」。

『有吉クイズ』(テレ朝)「錦鯉渡辺43歳ナゾの私生活密着Q」「ジャンポケ太田 家族総出(秘)Q」。

『イグナッツ!!』(テレ朝)「2022年のヤフーニュース大予言大会」。

『トゲアリトゲナシトゲトゲ』(テレ朝)「大人の返しを考える夜」。

『もう中学生のおグッズ!』(テレ朝)「アンガールズ田中さんともう中の地元・長野おグッズを調査」。

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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QJWeb編集部