Natural Lag、Vo.花村想太がルーツとなった「往年の昭和~平成歌謡」を紹介!【アオハルアルバム】

Natural Lag

文=花村想太 編集=梅山織愛


第一線で活躍するアーティストが、思い入れのある楽曲を紹介する連載企画「アオハルアルバム」

第9回は、1月26日にミニアルバム『Natural Awake』をリリースしたNatural LagよりVo.花村想太が登場。本作は2021年8月の再始動から、改めてバンド自らの手で作り上げた作品。リード曲の「Wake Up」は70年代のモータウンテイストを彷彿とさせる楽曲なっている。

今回の連載では、花村が「往年の昭和~平成歌謡」の中から自身のルーツとなった楽曲を紹介する。

SWEET MEMORIES/松田聖子

この楽曲を聴くと子供のころを思い出します。母がすごく好きでカラオケで歌っているのを何度も聴いていました。

最近、YOASOBIの幾田りらさんがカバーをされていて、改めて素敵な曲だなと感じ弾き語りをしてみたりしました。子供のころを思い出せる大切な楽曲です。

花村想太
花村想太
子供のころの写真

ラヴ・イズ・オーヴァー/欧陽菲菲

2008年にavexとUSENさんの共同オーディション『a-motion』にて歌わせていただき、グランプリを獲得した楽曲です。

こちらも母が歌っているのを聴いてそこから覚えた楽曲です。「自分をだましちゃいけないよ」と彼に言っている本人が、その瞬間自分自身を騙して彼に別れを告げており、そのつらさをより際立たせている声が印象的です。

花村想太
オーディションでグランプリを受賞したとき

遠く遠く/槇原敬之

上京するとき、関西から東京までの車の中でずーっと聴いていた楽曲です。

友達や家族と、遠く離れて逢えなくても僕のことがわかるように大きくなりたい。と、誓わせてくれた楽曲です。地元の友達や家族に少しでも僕が届けられるようにこれからもがんばろうと改めて思える、いわば初心に帰れる楽曲です。

Missing/久保田利伸

J-R&B界の帝王、久保田利伸さんの名曲。僕が初めて覚えたR&Bでもあります。

この楽曲からR&Bというジャンルを知り、そこから広げていくことでリズムやテクニックを磨くことができたと思います。

そして、初めて十八番という概念で楽曲を歌えるようになったのもこの曲であり、10代のころの得意曲といえばこの「Missing」だと自負しておりました。情熱的かつ切ないこの楽曲をこれからも愛していきたいです。

ニューアルバムより「Wake Up」

この楽曲は、自分自身を好きになれない人が多い世の中で、自分が自分へ送る応援歌をテーマに書きました。
自分のことを許せなかったり嫌いになりそうなときに聴いていただき、自分をもう一度愛するための楽曲にしていただけたらと思います。
何か本当につらいことがあったときぜひこう考えていただきたいです。
世界は自分を中心に回っていて、どんなにつらいことにも意味がある。そして自分を助けてくれる主役は自分自身であると。

「Wake Up」

【連載】アオハルアルバム

この曲に勇気づけられた、聴くと当時の思い出が蘇る。そんな楽曲を自ら作り出す存在でもあるアーティストに、思い入れのある楽曲を紹介してもらう連載。

第1回:MiKiNA EMPiRE(EMPiRE)
第2回:つばきファクトリー
第3回:宮本佳林
第4回:MAYU(Little Glee Monster)
第5回:Novel Core
第6回:山田健人洲崎貴郁(Runny Noize)
第7回:海(リーガルリリー)
第8回:RINA(SCANDAL)

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  • Natural Lag『Natural Awake』

    『Natural Awake』

    発売日:2022年1月26日(水)
    【CD+DVD】(スマプラミュージック&ムービー対応)4,180円(税込)
    【CD】(スマプラミュージック対応)2,530円(税込)


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