オズワルド伊藤「甘かったな、そんな簡単じゃねえな」錦鯉のM-1優勝ネタを振り返る(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『芸人シンパイニュース』

『爆笑問題&霜降り明星のシンパイ賞!!』が、「芸人シンパイニュースショー」のみスピンオフのようなかたちで復活。まずは『シンパイ賞!!』でもずっと密着していた錦鯉とオズワルドの『M-1』決勝までを密着。この1年で体重が10キロ増え、身長が1.2センチ低くなったという錦鯉・長谷川。ジャック豆山ら「たまご会」の面々で集まり、全裸にマスク姿で背中を洗うシーンが最高にいい。なけなしの金でお守りとハンカチーフを買い、それに寄せ書きを書いて渡す。錦鯉はそれを身に着けて決勝を戦ったそう。

伊藤の「まーごめハウス」では大鶴肥満がピザを作り、対する「たまご会」はカツカレーとキットカットでゲンを担ぎ観戦。錦鯉の優勝に「ムズいわこの感情。マジで残念って気持ちもあるんですけど……個人的に錦鯉さんが大好き過ぎて」という大鶴肥満は「まーごめですね」とひと言。伊藤が帰ってきたときも「まーごめです」と声をかける。「まーごめ」の万能っぷり。ソファで肥満の作ったピザを食べながら伊藤「甘かったな……そんな簡単じゃねぇな……。猿のネタってなんだよ(笑)」。

優勝後、「2年間密着してうれしいです」というスタッフに、「この場所に来たときに最初にパッと思ったのが去年でっかい黄色い袋にカップラーメンいっぱいくれたこと」と振り返る長谷川。そこに「たまご会」の3人が駆けつけ「おめでとうございます!」と抱きつく。BGMは「深夜高速」。泣くしかない名シーンだった。『M-1アナザーストーリー』とはまた違うこの番組ならではの角度から掘り下げていて本当によ過ぎるVTRだった。

結婚していたことが発覚したAマッソは、結婚隠蔽生活が唯一バレかけたのが『シンパイ賞!!』だったという。村上の一日を密着した回。ベッドの隣にスペースがあり過ぎたり、体操しているシーンのアングルが不自然だったりと今見ると夫の存在が見えてくるという『バック・トゥ・ザ・フューチャー』的楽しみ方ができると。

宮下がハロウィンの日にプロポーズしたという話では、「ハロウィンの日っつったら俺が選挙特番で炎上した日」「よくあんな日にプロポーズしたな!」と太田。「びっくりするほどネットニュースにならなくて」という宮下に「そりゃそのときのネットニュース、俺が独占してたから!(笑)」。

この日のことを「ご愁傷様の日やぞ」と言ったり、独特の髪型をしていたぼる塾・田辺が映ると「伊集院さんと同じ髪型やん」と言ったりこの日もキレッキレだったせいや。一方、粗品も、リリーの奔放な女性関係に盛山が「NEXT東ブクロ」と形容するとすかさず「NEXCO東日本みたいに言うな」と冴え渡る。さらに爆笑問題もリリーが経験人数を100人を超えて数えなくなったという話題で、太田に向かって田中が「おめぇ3じゃねーか!」と言うと太田が「お前も3だろ」と返し田中が「俺も3」と笑う、いかにもこのふたりらしいやりとり。それぞれのよさが出まくっていて最高だった。

ほかにも岡野陽一の「木曜日の人権」を持つ大口の債権者・井村俊哉さんが出てきたり、とろサーモンの、ツッコミで頭を叩かれて黒い煙が出て「わしゃ魔術師か」と抜群のツッコミが出て、もし「ツカミ-1GP」があったら優勝間違いなしというエピソードなど見どころ満載。

Aマッソ加納が「結婚式もした」と初出し情報を語ったり、サーヤは「ファーストイジリはシンパイ賞って決めてた」と熱愛報道の真相を語ったり、そういうふうに出演者に信頼される番組は貴重だし局の財産といえるはず。やっぱりレギュラー放送を再開させるべきだと改めて思った。「またすぐにお会いしましょう」という最後のテロップを信じたい。

『フリースタイルティーチャー』

いよいよ準決勝。第1試合は中山功太vsザ・マミィ酒井。「1本目で心が折れた。2本目で粉々にされて頭真っ白になっちゃって」という酒井を中山功太が圧倒して勝利。

第2試合は広田ハヤトvsせいや。1本目、審査員のKダブシャインのリリックをサンプリングするなど技術を見せた広田に先制されると「サンプリングとかで機嫌よくなられたらどうしていいかわからない」と困惑するせいや。2本目も「あなた言ってることが堂々巡りしてるからフロウがDopeになってないからどうも興奮しない」と攻められ、「Dopeは知らねぇ昨日もソープに行ってラップに備えたぜ」と返し、あくまでも芸人としてのラップで戦うせいやだが、遂に敗退。残念。


明日観たい番組:M-1王者・錦鯉の『情熱大陸』

『ラフ&クライ』(TBS)春日俊彰、空気階段、男性ブランコ。

『笑神様は突然に…』(日テレ)環奈と萌音vs二郎系大盛りラーメン、千鳥vs錦鯉のロケ競演!文化服装学院に潜入、鈴木拓vsジェシー、クズ芸人BIG4。

『有吉ぃぃeeeee!』(テレ東)錦鯉が凱旋『大乱闘スマッシュブラザーズ』。

『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日テレ)ジジ抜き。

『関ジャム』(テレ朝)「プロが選ぶ2021年の年間マイベスト10曲」。

『情熱大陸』(TBS)錦鯉。

『ボクらの時代』(フジ)空気階段・鈴木もぐら×ニューヨーク嶋佐和也×鬼越トマホーク坂井良多。

『おかべろ』(フジ)オズワルド、インディアンス、モグライダー。

三谷幸喜・脚本『鎌倉殿の13人』(NHK)開始。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。