錦鯉M-1最終ネタ、バイきんぐ小峠がオチを発案していた(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『スピードワゴンの月曜The NIGHT』(ABEMA)

錦鯉、真空ジェシカ、モグライダー、途中からハライチ岩井を招いて『M-1グランプリ2021』の振り返り。錦鯉の優勝シーンについて、真空ジェシカ川北は「あそこで泣くかどうかで、おじさんかどうかが判断できる」と笑う。芝は、優勝決定後、裏で真空ジェシカとかランジャタイとハイタッチしたと言う。「オズワルドもインディアンスも仲良いから喜んだと思うんですけど、錦鯉じゃなかったらハイタッチまではしなかったと思います」。

優勝会見でもちらっと触れられていたが、錦鯉は1度、バイきんぐ小峠に見せたそう。その際、2本目のネタの最後に「あそこでひと言入れたほうがいいな」と言われ「えー、でも何がいいっすかねぇ」と渡辺が聞き、いくつか提案していくと小峠がひと言、「ライフ・イズ・ビューティフル」と。あのオチのセリフがなんと小峠発案だったことが明かされる。以前『お笑い実力刃』で、『キングオブコント』では逆に「自動車学校」の中のタイムカプセルの中から車の鍵が出てくるというボケが渡辺の発案だったと語られていたので、本当にいい関係。しかし、さらに予想外の事実が渡辺から明かされる。「M-1終わって、最後取材とかも全部終わって、タクシーでホテル着くちょっと前に、まさのりさんが『ねぇ隆、ライフ・イズ・ビューティフルってどういう意味?』って(笑)」

ハライチ岩井は、「なんのために出んの? もうメリットないじゃん」などとよく言われたそう。それに対し「M-1に出るのって、M-1に優勝するために出る」と語る。M-1に出てなかった時期がある理由を聞かれ、一時期、漫才の新しさよりも技術の高さが重視される傾向になったと感じ「だから、M-1に優勝するためには、そういう漫才作っていかなきゃいけないじゃないですか。優勝するような漫才。でも、(出ていない時期は)そういう漫才に興味がなくなっちゃった」と言う。敗者復活のネタはなんと「一昨日の夜」に作ったそう。さらには決勝2本目にもし上がった場合も同じく一昨日に作った新ネタをやろうと思っていたという。それに合わせられる澤部も含めて、どこまでもスゴくてカッコいい。

『フリースタイルティーチャー』

「第2回芸人最強ラッパー決定トーナメント」今回は準々決勝屈指の好カードの2試合。まずザ・マミィ酒井vs市川刺身。「正直、ゆりやんさんが上がってくることばっか考えていた」と酒井が言うように、刺身は1回戦に優勝候補のゆりやんを撃破するアップセット。「あのスタイルを見たことがなかったんで予想外すぎて……」と酒井が言えば、ティーチャーの輪入道も「みんな見たことないスタイル」と評し、刺身は「もうこれしかねぇんだよぉー」とその「憑依型」と呼ばれるキャラを入れた独特のフロウを炸裂させる。

だが、1本目は酒井が4-1で勝利。「次は違うキャラやります」と宣言して始まった2本目、「オイやっぱこれだよぉオイやらねぇっつってやるのがお笑い 裏切りの連続」とやはり同じキャラで来る刺身に酒井も爆笑。「ここはキングオブコントじゃねえぞ いつまでふざけて上げてく温度 本当のところ 心のダイヤモンド 見せつける 今んところ 俺の勝ち キングオブコントも勝った」としっかり韻を踏み攻める酒井に対し「キングオブコントじゃないの知ってるよぉ 知ってたらもっと演出つけて欲しい 俺がラップするときは暗転して顔光らせて欲しい そういう照明とか全部使って俺は一番になる キングオブコント勝ったじゃねぇ おめぇも2位だろ 俺は8位だけど末広がりだ」と笑いで返す刺身。この対戦は3-2の接戦で酒井の勝利。「お笑いだったら逆の結果になってた」と酒井のティーチャーの輪入道も笑う。

そしてもうひとつの対戦は、霜降りせいやvsウエストランド井口の「ちんこ」対決。1本目、ちんこの話を執拗にする井口に「ちんこは飽きてる」と拒否するせいやだが最後は「お前より1回多いんだよ【※コンプラ自粛】の量が 生死も賭けてる お前にかけてやる 今アクリル板越しにな ちょっと待っとけチャック下ろす」と締め、5-0で勝利。「もういいよ、ちんこは」とせいやが言って始まった2本目は、ラップ中、武田鉄矢のモノマネをしながら「お前はほんとに腐ったみかん お前のディス俺に効かん こいつはもうこの会場いらん 死ね! 普段こんなこと言わないけど これは俺の贈る言葉です」と攻める新境地。これでせいやは4-1で勝利。ただただ強い。


明日観たい番組:『千鳥のクセがスゴいネタGP』クリスマス特別編

『千鳥のクセがスゴいネタGP』(フジ)アイロンヘッド、秋山竜次、加藤礼愛&久保田かずのぶ、コロコロチキチキペッパーズ、斉藤慎二&ほしのディスコ、ジャルジャル、チョコレートプラネット、天山広吉&本間朋晃、友近&どぶろっく、トレンディエンジェル、日谷ヒロノリ、見取り図、レインボー。

『アウト×デラックス』(フジ)石橋貴俊、米本学仁。

『オドぜひ』(日テレ)「ローカル番組SP」後編。

『川島・山内のマンガ沼』(日テレ)和牛・水田と「マンガ帯喜利」。

『NEWニューヨーク』(テレ朝)「見取り図に○○○をクリスマスプレゼント」。

『野田レーザーの逆算』(テレ朝)「意味が分かると怖い話逆算」「お笑い賞レース予選落ちネタ逆算」。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。