「事務所の裏側」が語られた『ダウンタウンDX』。ウエストランド井口「吉本以外でライブのことを『仕事』って呼ぶ人いない」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

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『ダウンタウンDX』

自分たちの「事務所の裏側」を語る回。サンミュージックの副社長になったブッチャーブラザーズのリッキーがVTRでコメント。『ザ・テレビ演芸』で横山やすしにダウンタウンがキレられたあの伝説のシーンの場にいたことが判明。もっと詳しく聞きたかった。

VTR出演では永野も登場。永野に悪口を言われ出したら売れてきた証拠、と東京ホテイソンは言うが、永野は彼らのことを「M-1が生んだ害悪」とまでこき下ろす。「営業でも舞台出ておもしろいことやりゃあいいのに、舞台袖でずっと練習してるんですけど、練習してる自分たちに酔ってる」と冴え渡る永野節。「舞台袖でまで出されたら迷惑。お前たちが主人公のマンガのサブじゃない」。

ジャカルタのイオンモールで営業があり、そこにマネージャーもついてこない。しかも「大宮の劇場飛び出してジャカルタ」という、とんでもないスケジュールだったと野田クリスタルが吉本の不満を語るが、吉本はうらやましいと他事務所の面々は言う。劇場がないため、音響・照明も芸人がやる。だからミスばかりだと。それに対し吉本は台本を渡せばそのとおりにやってくれるばかりか、「1回でもネタをやったらその台本がずっと残ってるから、タイトル言えばリハーサルもせずにすむ」のだという。共有衣装・小道具の多さとかも含めて、老舗興行会社の強みを感じた。

「最初のライブのギャラ500円でしたよ」と吉本の芸人が言って客が「えー」という場面はよく見かける光景だが、「僕らは3000円払ってライブに出てる。吉本以外でライブのことを『仕事』って呼ぶ人いないんですよ。『修業』の場。お金もらえるわけじゃないので」とウエストランド井口。

さらに井口は「養成所が大きくて『同期』がいるというのがうらやましい。鬼越トマホークとニューヨークのいざこざ、見てらんないんですよ! 劇場で作り上げてテレビのひな壇で『お前ら!』『なんだよ』ってもういいよ、劇場でやってくれよって。挨拶も『何期生のなんとかです』って。知らないんだよ、お前の『期』とかは!」とまくし立てる。この回、井口のよさが出まくっていた。ダウンタウンの前でごく普通に爆笑問題の話題ができるようになったのも隔世の感がある。

『ぼる塾の煩悩ごはん』

ゲストは空気階段・鈴木もぐら。「恋とかしてる?」と3人に聞くもぐら。男性から恋愛話を聞くと若干嫌な感じになりがちだけど、不思議ともぐらだとそれを感じない。「甘酸っぱい青春を味わってないから恋バナを聞くのが好き」だと言うもぐらは、「今好きな人いるの?」と楽しそうに聞く。

あんりが「女の子に見えてきた」というように、なんだか女子会の中に普通に紛れ込んでいるかのよう。大自然ロジャーへのあんりの恋心に共感したり、きりやはるかのオズワルド伊藤とのエピソードで盛り上がったり、なんだかぼる塾の3人ともぐらのトーンが近いのが心地いい理由なのかもしれない。

そんないい空気につられたのか、田辺はついに亀梨和也以外に気になる男性ができたことを初めて告白。近所のコンビニの店員だそうで、同居してるきりやと「夜勤の人?」「朝勤の人」と普通に言い合っているのもいい。「その人がいたらホットスナックとか頼んじゃう?」ともぐらが聞くと、「頼めない!」と田辺。あんり「恋してると自分が太ってることを忘れるんだよね。なんでか少食ぶっちゃう」。

もぐらの最近のデートは子供も一緒のため、動物園デートが多いそう。奥さんから「トラにエサあげるところが見たい」「ヘビを首に巻いて」などと頼まれるそうで、それを聞いたあんりが「もしかして変態?」と。野生のものと向き合わせて無傷で帰ってこられるかを見てるのかも、ともぐらは分析。思い返せばネズミしかかかったことのない病気から生還した話にも惹かれていたから、「とにかく無事で帰ってくるフェチ」じゃないかと。


明日観たい番組:ニューヨークなど出演の『華大も行きたい!?福岡第7観光ツアー』

『華大も行きたい!?福岡第7観光ツアー』(テレ東)に、ニューヨーク、ナダル、ゆりやんレトリィバァ、四千頭身、3時のヒロイン。

『さんまのお笑い向上委員会』(フジ)「向上長&今田が雨上がり解散を初議論」、向上ゲストはザ・マミィ。

『有吉反省会』(日テレ)ファン・インソン。

『アニマルエレジー』(テレ朝)「クモガニ」「イモムシ」。

『ゴッドタン』(テレ東)「腐り芸人セラピー」みなみかわ。

『世界で一番怖い答え』(フジ)第3弾。

『人生最高レストラン』(TBS)に松本まりか。

岡田健史、本郷奏多『大江戸もののけ物語』(NHK)開始。

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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