「泣いてません?」「これはマジで汗」大悟がまじめな野球少年に戻った「元野球部芸人 ホームランダービー」(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。

【関連】千鳥・大悟「18の夏、野球を辞めて芸人になることを決めてよかった」と漏らした、ティモンディ高岸との野球対決


『千鳥の芸人C-1グランプリ』

「笑いに対しての……興味がもともとない」という藤岡弘、、「何がおもしろいのかわからない」安藤優子、そして長州力が審査員となってネタを披露する「ツボ難しい-1グランプリ」。

長州はもともとお笑い好きなので、ダイアンのように正統派な笑いにはしっかり反応。ゆりやんに対しても「押し切るのがおもしろい」と真っ当な評。が、もう中学生の「天守閣ゲーム」には、まったく参加しない。

一方、安藤優子は戸惑いながらも「曲者!」「おりょう」と積極的に声を出し、それにつられて藤岡も声を出し始める。「泣けてきた。笑いってこういうことなんですね?」と安藤。藤岡は「抵抗があってけっしてノッて言ってたわけじゃない」と言うも、もう中が藤岡の好きなコーヒーをたとえに出し笑いを“解説”すると、「笑いって深いんだね」と反応。

最後に登場した錦鯉に対して「最近、叫ぶ芸人が多い。あとあとシンドいんじゃないか」と長州。「50歳にしてはキレがあるんじゃないか?」という問いには、「いや、50歳ぐらいでしょう」と身近に50過ぎても現役で戦っているプロレスラーをたくさん見ている長州ならではの意見。

「この大会、MC今田さんでも回せてないやろうな」と大悟はそのカオスっぷりを表現。参加したゆりやんは最後に「一番ハマらなかった人は?」というのも決めようとしていたことを明かす。けれど審査員たちが「ハマらなかったのは私たちの責任なので」と、決まらなかったのだそう。

「相方に気づかれずに、どこまでブラを大きくできるか?」という、かまいたちと千鳥の対決。千鳥は大悟が仕かけ人になるも、最初から笑ってしまい仕かけ人にまったく向いてないという意外な弱点が露呈。そんな大悟があまり見せない側面を見せたという意味で白眉だった企画が、元野球部芸人による「ホームランダービー」。

遠藤章造、ティモンディ、とにかく明るい安村という、「お笑いするんならこのメンバー呼んでません」と大悟が言うメンバーでホームラン競争。70mを越えたらホームランという判定で20球打つルール。遠藤8本、安村7本、前田11本、高岸10本という成績。高岸はそのうち1本をスタンドまで飛ばす本当のホームラン。「投げた方が素晴らしかった! 誰だって今のはホームラン入る!」といつもの高岸節。

そして、いよいよ大悟。高校球児として実績のあるほかのメンバーと比べ「8枚落ち」(byノブ)の大悟。3球目でホームランを打つと、サヨナラホームランを打ったときのような喜びよう。7、8球目に連続でホームラン。「ここらへんから泣きそうになった」と大悟。

ほかのメンバーのときもそうだったが、対決にもかかわらず、みんなお互いに応援モード。大悟の打席のときは完全にみんなが懸命にアドバイスをし、応援している。だから高校のときを思い出し、キラッキラした目に。いつも見せないような真剣な表情で打席に立つ大悟。そしてラスト1球。それを前に『熱闘甲子園』のようにOfficial髭男dismの「宿命」が流れ始め、子供のころから野球に打ち込んだ大悟の写真が挿入される。感動的なVTRで煽ればバラエティ的には失敗してオチというのがセオリー。が、「届け!」という歌声のあと、本当にホームランゾーンに打球が届き、見事ホームラン。

「野球ってこんなんやった!」と高揚する大悟。ほかのメンバーから称賛を受けると「これ以上言わんといてくれ、泣いてしまう」と言いつつ、「みんなが応援してるから打たないと……」などと長尺でまじめなコメント。言い終わり「泣いてません?」と指摘されると、「これはマジで汗」とごまかす。完全に芸人から青春時代のまじめな野球少年に戻った大悟が新鮮で感動的でもあり、やたらおもしろかった。

『タモリ倶楽部』

「(山本リンダ「狙いうち」の節で)浦和 (南)浦和 北浦和 東浦和 西浦和 武蔵浦和 中浦和 浦和は7つの駅がある♪」という『ボキャブラ天国』の名作を歌いながら登場したハライチ。さらに浦和美園駅ができて8つになった「浦和」がついた駅の中からイケてる浦和を選ぶ「浦和総選挙」という企画。いきなり1位から発表するという流れに「な、何?」と驚くタモリ。その1位は当然ぶっちぎりで「浦和駅」。

街頭インタビューが地元について話しているからおもしろく、そこから出たフレーズから「埼玉の成城」北浦和、「なんでもそろう」武蔵浦和、「座れる浦和」浦和美園などキャッチフレーズをつけているのだけど、それもとてもいい。が、下位に行くごとに「塾と競馬場」南浦和だとか「埼玉の軽井沢」が東浦和と中浦和ふたつあったりと、適当になっていくのが可笑しい。

結局、最下位になってしまったのは撮り鉄には人気のある西浦和。街とランキングを組み合わせたいかにもハウフルス(※『タモリ倶楽部』の制作会社)っぽい企画で、アカデミックな香りがするけど、バカバカしい『タモリ倶楽部』らしい内容で見応えがあった。


明日観たい番組:『サンド軍VSナイツ軍!とっておき激推し芸人ネタバトル』

『ウッチャン式』(TBS)、「滝沢カレン考案クイズ番組!」。

『週刊さんまとマツコ』(TBS)、「そうめん茹でるな!?マツコも注目の75歳ユーチューバー」。

『サンド軍VSナイツ軍!とっておき激推し芸人ネタバトル』(テレ東)アンガールズ、ウエストランド、Aマッソ、Everybody、オズワルド、おぼん・こぼん、かが屋、カミナリ、三四郎、3時のヒロイン、ゾフィー、タイムマシーン3号、テツandトモ、東京ホテイソン、土佐兄弟、納言、錦鯉、ニッチェ、ハナコ、ミルクボーイ、U字工事、四千頭身、ランジャタイ、ロケット団、わらふぢなるお。

『シンパイ賞!!』(テレ朝)、「見取り図にオススメ!上京したらここに住め!芸人我が街アピールSP」。

『テレビ千鳥』(テレ朝)、「ノブの演技が見たいんじゃ!!」。

『有吉ぃぃeeeee!』(テレ東)、『マリオゴルフ』。

『関ジャム』(テレ朝)、「名カップリング曲特集」。

『おかべろ』(フジ)に、ダイアン。

『ボクらの時代』(フジ)中谷美紀×草笛光子×土屋太鳳。


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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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