テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。
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『しくじり先生』
ついに若林が「しくじり先生」側として登壇。生徒側にダミーとして伝えられていたのがトム・ブラウンだったというのが可笑しい。
若林は「遊びのバスケで靭帯を損傷し全治2カ月の大ケガ 各局に迷惑をかけた」しくじりを授業。40歳を過ぎてまだ独身だったころ、まわりの友人たちは結婚し子供ができ、急激に一緒に遊ぶ人がいなくなったという。当時、若林はNBAのジェームズ・ハーデンの大ファンに。実際に生で観戦した際、ブザービートで3ポイントシュートが決まったのを目の当たりにし「恋に落ちちゃって。ホントにね、『キュンキュンキュン♪』って日向坂の曲が流れるくらい」と魅了される。
「俺も3ポイントシュート打ってみたい」とバスケ初心者にもかかわらず、公園のバスケットコートで夜な夜な「亡霊のように」練習するようになった。だんだん上達するといつしかその動画を元バスケ部の澤部にLINEを送るように。「上手いっすね! バスケやってましたっけ?」「ジェームズ・マサヤス・ハーデン!」などと「側近衆の働き」(吉村)をした返事が来て調子に乗り、インスタにもあげ「いいね!」待ちをするという、若林らしからぬ行動に。
そして澤部から「僕とバスケの試合やりませんか」という運命のLINEが来たところで“次週へ続く”!
「自分がおじさんということを忘れていた」「頭の中の身体能力は高校生のまま」という精神状態だった若林。若様ならぬ「老林」「老様」のエピソードが全編、切なおもしろかった。
『激レアさん』
「極々平和な一家だったのに家族が次々とボディビルダーになってしまったので、50歳で筋トレを始めてみたら2年で日本一になった主婦」が登場。一家全員がボディービルダーで「家族の平均体脂肪率が5%」という一風変わったファミリーだが、ゲストの宮下草薙・宮下も、父が地下格闘家という激レア家族。「定期的に『いつお前は俺を倒してくれるんだ』」と電話が来るそう。さらに妹がカポエラを始めたらしい。
家族の中で一番最初にマッチョに目覚めた長男が、筋肉と共に態度もでかくなったというエピソードに対し、若林は「自信がつくからね。春日もそうだわ。邪魔なツッコミ多くなった」というのを皮切りに、「春日もそうだわ」トークを連発。最終的には、母親が優勝した大会に春日も出場していたことが判明。春日の身体を見て若林「細いぞ!」。
父親が長男に「父親なめんなよ」とボディービルを始めた話を契機に、若林は、『M-1』決勝のすぐあとに父親が「俺もネタを書く」とマラソンのズレ漫才を書いてきたというエピソードを披露。最初の一行目は「春日:トゥース!(言っても言わなくても可)」だったそう。
激レアさんの話が若林らに自らのエピソードを想起させ、いつも以上に語られた回だった。
明日観たい番組:「ゴシップ話で釘付けチャレンジ」第2弾など
『有吉の壁SP』(日テレ)「おもしろ八景島シーパラダイスの人選手権」「ご本人登場選手権」「絶品中華争奪大喜利」。
『水曜日のダウンタウン』(TBS)「『俺、迷惑系YouTuberになる』と子供から言われて『お前が選んだ道なら…』と応援スタンスをとる親などいない説」「隣の席のゴシップ話で釘付けチャレンジ」第2弾。
『あちこちオードリー』(テレ東)「パンサー向井プレゼンツ反省ノートSP」向井慧、平子祐希、福田麻貴、吉住。
『お笑い実力刃』(テレ朝)はバカリズム。
『キョコロヒー』(テレ朝)「バラバラ大選挙作戦会議」「夜8時台で戦える力をつけよう」「TAKAHIRO先生が「BTS」のダンスを解説」。
『漫勉neo』(Eテレ)は安彦良和。
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【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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