人気VTuberにインタビューしたり、ガチのVTuberマニア、錦鯉・渡辺隆をリモート突撃したり、社会現象としてがっつり考察してみたり……。「QJWeb」のVTuberご意見番、たまごまごの新連載がスタートです。タイトルの「しんぎゅらりティー」はもちろん「Singularity」由来ですが、ティータイムのくつろいだ気持ちで読んでほしい気持ちも込めました。VTuberが大好きな人も、なんだかわかんない人も、気軽に立ち寄ってください。月1更新でお届けします。
バーチャルアバターは衣装みたいなもの
ライターのぼく、たまごまごは今VTuberの変遷を追いかけて記事を書いている。ならばやっぱ自分もアバターを持たないと気持ち掴めないよな、と思い自分の「かわいい」の好みを盛り込んで作ってもらった姿が、これ。
仕事などの活動でこのアバターを使うたびに、テンションが上がる。ぼくはバーチャルアバターを衣装みたいなものだと思っている。人前に出る際にお気に入りの姿があるなら、そちらを選んで着用したほうがモチベーションが上がる。
その「理想の姿」を使用してネットで情報発信を行っているのが、先ほども述べた「VTuber(バーチャルYouTuber)」と呼ばれる人々だ。VTuberは昨今、特に音楽方面で人間との線引きを消失しつつある。すでに音楽のセールスランキングだと、人間と同列に扱われてごちゃまぜで掲載されるようになっている。
仮想の存在が人間と境界なく並べるようになれば、表現活動の幅は一気に広がる。さまざまな理由で外に出られない人がボーダーなく活動できる可能性も出てくる。ならば使用しないのはもったいない。
表現手法であるVTuberの間で自在に変化しつづけているもののひとつが、VTuber・バーチャルアバターの性別だ。
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