マヂラブ野田の元相方は『ナイナイANN』ハガキ職人大賞の“とらキッチン”だった(てれびのスキマ)


テレビっ子のライター“てれびのスキマ”が、昨日観た番組を記録する連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日欠かさず更新中。


『ロンハー』

「M-1終わって3ヵ月 ファイナリスト中間報告」の後編。

おいでやす小田はかつて「蛇腹」というコンビを組んでおり、そのときの相方はモンスターエンジン西森。コンビは1年半で解散したが、そのときの状況を西森が「小田から夜の公園に呼び出され、くるぶし丈の革のロングコートにマフラーをつけ、横向きに脚を組みながら座り、月明かりに向かってタバコをふかしながら、『お前の才能に俺は潰される』とカッコいい台詞を言って去っていった」と証言。

野田がマヂカルラブリー結成前に組んでいたのは「役満」。その相方・岩岡がスタジオに。解散して初めて対面したという。

相方募集掲示板で組んだふたりは当時、野田が高校生だったのに対し、岩岡は大学生。しかも岩岡は灘中→灘高→慶應大の秀才。そのため「組んでたときは上から行ってた」と岩岡。野田は「だから俺、怖かったんです。今もちょっと怖いです……。ネタも作ってもらってた」と言う。

現在はゲームプランナーだというから「野田ゲー」を作る野田とリンクしていて、奇妙な縁を感じる。ちょうど岩岡は、先日の『ナインティナインのオールナイトニッポン』で「ハガキ職人大賞」に輝いた「とらキッチン」であることも明かしていた。ふたりは当時のネタを再現するのだが、披露したのは定番の『ドラえもん』ネタ。

恥ずかしそうにする野田を見逃さず、ザキヤマが「よくないよ、このフレーズ言いたくないなって顔で言うの(笑)」。

『アメトーーク!』

中川家、ナイツ、サンドウィッチマンの「漫才サミット」の3組がゲスト。加えてMC横には博多華丸。オッサン同士の息のあったやりとりが楽しい。

それぞれの注目の漫才師は、礼二「ニッポンの社長」、富澤「ランジャタイ」、塙「ダイヤモンド」。華丸の「僕らはずっと、5GAP」との答えに「漫才じゃないじゃないですか!」とツッコミ。華丸「ハルウララみたいになってる(笑)」。

自身の高い好感度に苦しむ伊達は「人を傷つけないネタやりますね? そんなこと考えたこともない。傷つけてます、きっと誰かを。全員傷つけない笑いなんてないです、世の中に」「持ち上げられるのがしんどいですね。いい人、いい人って。そんなことないですよ」と語る。中川家の剛も「トミー(富澤)はこの間、『たまにはツバ吐きたい』って言ってた(笑)」。


『トゲアリトゲナシトゲトゲ』

「先輩とかがいる番組は萎縮しちゃう」と3時のヒロイン福田が悩みを吐露すると、Aマッソ加納が「時計って長針・短針があるけど、1時間に1回は必ず交わる。けど11時だけ1回も交わらない。次に交わるのは鐘が鳴る12時。結果が出る鐘が鳴る前には、必ず報われない時間がある。恐れず挑戦することが大事」と朗々と語り出し、「私は少し先で待っています」と付け加える。

これは近畿大学の卒業式で、キングコング西野が行ったスピーチからの引用。「名言はどんどん引用していくべき」ということで「人の名言をあたかも自分の言葉かのようにバレずに語る夜」という企画だった。

ひたすら他人の名言を受け売りし、それを誰の名言か考えながら聞くというもので、名言フェチの僕にはたまらない企画。たとえば福田は「年齢気にするのってワインだけでよくない?」「方法は3つある。ひとつ目は正しいやり方。ふたつ目は間違ったやり方。3つ目はお前のやり方」「漫才ってジャズなんだよ」などと引用しながらトーク(これらはもちろんスピードワゴン小沢)。

やがてラランド・サーヤが、ベッキーの名言がやたら多いと気づき「ベッキーor NOベッキー」を当てるクイズに。引用する名言にもそれぞれの個性が表れる名企画。おもしろかった!

明日観たい番組:小宮の「壁ある芸人矯正プログラム」など

『99人の壁』(フジ)「吉本芸人」「ロイヤルホスト」「アイリスオーヤマ」「富士そば」「プレイステーション」。

『炎の体育会TV』(TBS)春日&フワちゃんのエアロビ全国大会。

『お笑い向上委員会』(フジ)錦鯉長谷川VSタカトシ借金問題。

『ゴッドタン』(テレ東)三四郎・小宮で「壁ある芸人矯正プログラム」。

『HEY!HEY!NEO!』(フジ) EXILE、櫻坂46、JO1、DISH//、NiziU、Novelbright、HiHi Jets/ジャニーズJr.、美 少年/ジャニーズJr.、マカロニえんぴつ。

『ストーリーズ』(NHK)「羽生善治~天才棋士 50歳の苦闘~」。

本仮屋ユイカ・主演『私の夫は冷凍庫に眠っている』(テレ東)、大地真央・主演『最高のオバハン 中島ハルコ』(フジ)スタート。


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  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。