キーワードは「基礎能力」「創造力」「表現力」
かくして始まったオーディション『THE FIRST』。13~25歳の男性を対象に募集がかけられたわけだが、蓋を開けてみるとダンスの世界一やBTSの日本公演バックダンサー経験者など個性豊かなメンツからの応募があった。「才能のある子自体は、すごくいます」と、SKY-HIは期待に胸をふくらませた。
1次審査の書類選考をくぐり抜けた231人の原石たちは、日本各地で行われる2次審査に駒を進めた。コロナの影響によりSKY-HIが現地に赴くことの叶わなかった地域もあったが、テレビ電話越しに親密なコミュニケーションが取られた。オーディション中には参加者のパフォーマンスに触発されて、思わずSKY-HIが踊り出す一幕も。
審査の基準は「クオリティファースト、クリエイティブファースト、アーティシズムファースト」だとSKY-HIは語る。
“クオリティファースト”とは、単純に歌がうまい、ダンスがうまい、ラップがうまいこと。その中でも特に大事にしたいのは、基礎能力だという。
“クリエイティブファースト”とは、歌詞やメロディー、トラックを作ること。自発的に考える能力だ。
“アーティシズムファースト”とは、「自分はこういう人間である」とステージ上で表現できる力。
以上3つを中心に評価が行われていった。
参加者には『PRODUCE 101 JAPAN』シーズン1のファイナリストである床波志音や、SKY-HIの「Sexual Healing」MVにダンサーとして出演していた大山天の姿も。有名な事務所が喉から手が出るほど欲しい才能が自らオーディションへ参加している。それが『THE FIRST』への期待の高さを物語っている。
2次審査では、彼ら以外にも魅力的な原石が次々と発掘された。本来であれば結果発表は後日行われるものだが、SKY-HIが社長権限を行使して、審査中に「次、東京で会えることを楽しみにしてます」とフライング合格発表する場面も見られた。
圧倒的なパフォーマンスで、SKY-HIから即決の合格発表を受けたのは以下の5人だ。
1人目は、古家蘭(18)。ポップダンスを得意とし、数々のダンスコンテストで優勝を獲得してきた実力者。「Let It Be Feat. Kid Fresino」を抜群のリズム感で披露し、そのパフォーマンスを観ていたSKY-HIから「Yeah」と歓声が漏れた。
2人目は、西川正熙(17)。向井太一「FLY」を色気ある歌声でたっぷりと聴かせ、3次審査への切符を勝ち取った。
3人目は、韓国で研修生をしていた経験もある大林海龍(20)。SKY-HIのマインドに共感し、ほかのオーディションの最終選考を辞退しての参加。その才能は並じゃない。
4人目は、最年少参加者の川島塁(13)。現在は雑誌『ニコ☆プチ』のメンズモデルとして活動しつつ、ダンスや歌のレッスンに励んでいる。声変わり中なため本調子ではなかったが、中学生とは思えぬ妖しさで米津玄師「感電」を歌い上げた。
5人目は、先ほども名前の挙がった大山天(19)である。緩急のついた抜けのあるダンスには、「衝撃を受けた」とSKY-HIも絶賛。1次審査時よりも成長したパフォーマンスで、会場の空気を掌握した。
まだ見ぬ可能性を刮目せよ
すでに魅力的なプレイヤーが肩を並べている『THE FIRST』だが、オーディションはまだ始まったばかり。2次審査の様子も引きつづき番組で公開されていく。
4月9日の放送では、“才能溢れる14歳”と“驚異の未経験者”の全貌が明らかになる予定だ。オーディションから生まれるグループを楽しみにすると共に、新たな才能との出会いにも期待したい。
【『THE FIRST -BMSG Audition 2021-』#2 放送&配信予定】
■2021年4月9日(金)朝8:00〜『スッキリ』(毎週月〜金曜朝8:00〜10:25、日本テレビ系)
番組URL:https://www.ntv.co.jp/sukkiri/
※放送日時変更の可能性あり
■2021年4月9日(金)20:00〜『Hulu』
番組URL:https://www.hulu.jp/the-first-bmsg-audition-2021/
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