昨日観た番組、そこで得た気づきを綴る連載「きのうのテレビ」。2020年から毎日更新中の“てれびのスキマ”によるテレビ鑑賞記録です。
『ロンドンハーツ』
思いつくだけ男性芸人の個人名を挙げていく企画「出て来いオレの名前」を広瀬すずで。最初に名前を出したのは意外にも四千頭身・後藤。さらにもっと意外なことに2番目にパンサー尾形が挙がる。そして3番目がサンシャイン池崎。ちょうど『相席食堂』の尾形と池崎の回を観たあとだった模様。
その後、FUJIWARAを皮切りに『ヘキサゴン』や『エンタの神様』『レッドカーペット』系の芸人たちがつづくのも世代を感じる。その一方で、シソンヌのじろう、長谷川の名前も挙がる。「今、大好きで。一番おもしろい。舞台も観に行った。尊敬してます」と絶賛する広瀬すず。
ぺこぱは松陰寺よりシュウペイが先、ジャンポケは太田が一番最初に名前が挙がる。オープニングで背中ジャンプを披露し、斉藤がまた「完全に今日は太田の回」と言っていたが、それが本当に当たることに。最後の最後でおたけを絞り出し113人でギブアップ。
前日に『有吉の壁』を観たと言っていたり、『ロンハー』ドッキリの詳細を覚えていたり、広瀬すずのテレビライフを垣間見ることができるのも楽しい。
『あちこちオードリー』
錦鯉&藤田ニコルがゲストの後編。芸能生活5年で「(仕事でやりたいことを)全クリしてきた」と堂々と言ってのける藤田ニコルが清々しい。だが、現在は家とスタジオの行き帰りのため、新しい流行を知らないという。そんな流行について「おじさんたちが手を出した瞬間、私たちはもう冷めている。テレビとかメディアに出た瞬間、次のものを探しにいく」と語り、番組スタッフから「これ、流行ってるって言ってください」と頼まれたときは「絶対断ります」と言う。このあたりが、信頼されるところなんだろうなと思う。
錦鯉・長谷川の夢は、ユニットコント番組。本来なら20歳代のこれからの若手が集まってやるものだが、「40代でやりたい」と言って挙げた芸人がTAIGAや5GAP。「誰が観るんですか!」とすかさずツッコむ春日。若林「地上波でTAIGAとか言わないでください。放送コードですよ(笑)」。
けど、本当に錦鯉・TAIGA・5GAPのユニットコント番組なんてあったら、いろんな意味で語り継がれる“伝説”の番組になりそうだからド深夜の特番とかで挑戦してみる価値はじゅうぶんあるんじゃないか。長い目で見ると費用対効果めちゃくちゃ高そう。
渡辺はヴァーチャルYouTuberの兎田ぺこらにハマったという話を熱く語る。だが「渡辺さんの兎田ぺこらの話を聞くの、まだ早い。今まだ長谷川さんの時期かも(笑)。まだ食べやすくなってない。もう少しで来るから、渡辺さんのターンが」と若林。春日「来年、同じ話聞きますから(笑)」。
『伯山カレンの反省だ!!』
笑福亭鶴瓶がゲスト。伯山は鶴瓶が主催する『無学の会』に出た際、鶴瓶から「忙しいやつにしか時間はない」という言葉をもらったそう。「どういう意味?」と聞くカレンに、「俺もよくわからない(笑)」と伯山。忙しい人は時間を作るのがうまい。ヒマな人はいつかできるってずーっと思ってやらない、という意味合いだと説明する鶴瓶。
弟子の話で笑瓶の名前を出すも「照英?」と勘違いするカレンは、『いいとも!』の話題で初代プロデューサーの「横澤(彪)」の名前が出ても、当然わからない。そこですぐに「横澤夏子さんじゃないですよ」と指摘する伯山。すると「びっくりしたぁ」と本当に親友の横澤夏子を思い浮かべていたよう。阿吽の呼吸で名コンビ過ぎる。
そんなふたりに「やめたらあかんわ、これ」と言う鶴瓶。そこで番組が「次回で最終回」だということが明かされる。初めてスタッフから聞かされたとき、カレンが「ゴミ箱を蹴っ飛ばしてたらしい」と笑う伯山。オーバーに表現する冗談だと思ったら「それはホントです」とカレン。彼女のインスタグラムの投稿でもいかに彼女がこの番組を大事にしていたかがわかるので、どういうかたちでもこのコンビで復活してほしい。もし、伯山が別の人と番組やってたらどうする?と聞かれカレン「テレビ壊します」。
今日観たい番組:最終回の『相棒 season 19』など
『有吉の壁』(日テレ)は、「一般人の壁を越えろ!おもしろイルミネーション競馬場の人選手権」「バズりの壁を越えろ!ブレイクアーティスト選手権」。
『水曜日のダウンタウン』(TBS)は、【大声×クイズ】【極寒×クイズ】【不眠×クイズ】3つのMIXクイズで東大王チームと水曜日チームが全面対決。
『さまぁ~ず&フワちゃんの視聴者様に飼われたい!』(フジ)第3弾。ザ・マミィ&エイトブリッジ。
『バナナサンド』(TBS)に陣内智則。「俺もバカリズムみたいになりたかったんや!」SP。
『相棒 season 19』(テレ朝)が最終回。
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【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)
毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2021年のテレビ鑑賞記録。
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