ももクロに<愛の伝道師>アルピー平子が語る「欠点に悩む姿は愛おしい」(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2021年のテレビ鑑賞記録。


『ももクロちゃんと!』

「愛王」ことアルピー平子が「愛の伝道師」として降臨。前回のゲストだった弘中アナも残ったまま「結婚」について語る。

「結婚って一生できる恋愛」というフレーズで、一気にももクロと弘中の心を掴んだ平子は、夫婦ゲンカは「お互いの『好き』のカタログの見せ合いでしかない」などと絶好調。やがて、女性陣の自分の欠点についての悩みに平子が答えることに。

「自分が思ってる欠点ひとつひとつに悩んでる様がどれだけ愛おしいか。それを照れて恥ずかしがってる様を男って愛するから、欠点を恥ずかしいと思うその感覚を無くす必要はなくて、ずっと持ち合わせていってほしい」などと諭し、みんなが平子を「好き」になっていく。

最後、「結婚に向いてないんじゃないか、できないんじゃないか」という百田の悩みに「めちゃくちゃ薄っぺらいこと言っていいですか?」と前置きして、「めちゃくちゃかわいいから大丈夫じゃない?」と答える。百田は身をくねらせて悶絶し平子に一言、「好き」。

『タモリ倶楽部』

官能小説のタイトルと帯、裏表紙に書いてあるあらすじ=裏すじをヒントに、書き出しの一文をタモリ、尾崎世界観、麒麟・川島がそれぞれ予想して書き、実際のものを加えた4パターンの中から正解を当てるゲーム。問題をこなすごとに短期間で急速に上達する3人がおもしろい。

「癒やし系田舎官能小説」が1.5倍の売上げになっているという話題では「これにはふたつの大きな理由があります」と、いつの間にか専門家のようになったタモリが解説。

「ひとつはAVとかでもそうですけど、すべてプロ化しすぎると、却って素人を求める。もうひとつは、標準語は理論とかそういうものを表す言葉であって、地方に行くと方言がありますね。方言は感情、人間関係を表しますから、こちらのほうがイヤラシい」。

『ブラタモリ』

大分・日田へ。日田といえば、タモリが会社員時代に住んでいたというのは知っていたので、その話が出るかなと思っていたら、早速オープニングのトークから「2年半、日田にいた。大きな温泉ホテルがあって、そこで内紛が絶えない。事情がわからないので親会社の社長が友達で、頼まれてずっと内紛の情報を探るわけ。24~25歳くらいのとき。売店のおばちゃん、料理長、ボイラー技士としゃべったり、1日中歩いて情報を収集してた」といきなり驚きの事実が!

ちなみに僕が以前作成した「大タモリ年表」では、この時期のことを

▼早稲田の先輩・高山博光(現:福岡市議会議員)が経営する日田観光会館に転職。傘下のボーリング場の支配人、フルーツパーラー「サンフレッシュ」の初代支配人を務める。客の注文を逆さまに言ったり短縮したり(「ミックスジュース」を「ミィジュー」、「ブルーマウンテン」を「ブルマー」など)していたら「おかしなマスターがいる」と評判になった

『タモリ学』連動企画 大タモリ年表#1 | Matogrosso

と記したとおり、ボウリング場時代やフルーツパーラー時代の話は以前から少し話していたけど、その前の時期はおそらく初出。続けてボウリング場時代の話も。

「もう辞めようと思った途端にボウリング場をやることになったの。メンテナンス、ボウル穴掘り、機械の修理一式、全部ライセンス取ってやった」「朝9時から夜中1時半まで働いてましたね。休み無しで。だから日田のことはほとんど知らないんです(笑)。懐かしいなあ、50年前ですよ。日田の人たちはね、本当に面白い人たちが多い。仕事はしないんですよね(笑)」。

今日観たい番組:「第2回芸能界貧乏列伝桃鉄」など

『ENGEIグランドスラム』(フジ)4時間SP。

『勇者ああああ』(テレ東)オズワルド、ウエストランドで「第2回芸能界貧乏列伝桃鉄」。

『お笑い向上委員会』(フジ)は「第7世代男女コンビ集結」。

『伯山カレンの反省だ!!』(テレ朝)に今田耕司。

『有吉反省会』(日テレ)にザ・グレート・サスケ。

『ゴッドタン』(テレ東)は「700回記念・私の神シーン発表会」。

『FACES いじめをこえて 30min.』(Eテレ)にジャングルポケット・斉藤慎二。

『SWITCHインタビュー 達人達』(Eテレ)は「宮島達男×大川豊」。



  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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