マツコが評す、有吉の“分かれ道”は「ビックリマンシール」だった?(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


『かりそめ天国』

ビックリマンシールをノートに貼っていたという有吉に、マツコは「有吉さんらしい。だから今の有吉さんがある」と称賛。「そんなことない!」と笑う有吉だが「そこが分かれ道よ。あのとき、貼ってた人って少なかったと思うもん。その差なんだよね」とつづけるマツコ。有吉「あれがそうだったのか……(笑)」。

コロナの影響もあり、実に約9カ月ぶりとなるチャンカワイの修行ロケ。山行、捨身の行、滝行を詰め合わせた修行に、チャンは「修行に“詰め合わせ”って言ったらあかんわ。なんやそれ、マジで」と悪態。“完遂すると生まれ変われる”という言葉に、MCができる芸人になるために修行に挑む。最後の5分間にわたる極寒の滝行では、滝に打たれながら「川合正悟(チャンの本名)40歳、テレビで必要とされますように! チャンカワイここにいます! チャンカワイはここにいます!」と叫ぶ。

修行を終えて「こうやってロケをさせてもらってる……ことが、僕の幸せなところなんかなって思いました」と、変な方向で感極まって泣いているチャンカワイ。それを見てスタジオの有吉「するもんじゃないね、修行は(笑)」。

『ネタパレ』

“永野を愛する男”千原ジュニアが、永野作のコントを演じるコラボ。「他人の書いたコントやるの、人生で初めて」と言うジュニア。「ジュニアさんの期待に応える自信はあります」と永野が書いたネタのテーマは「世界」。

「ジュニアって英語だし、世界だと思う」と素っ頓狂なことを言いつつ「番組の企画じゃなく、始めたい、ここから」と。そしてジュニアが演じたのは、なぜかオノ・ヨーコ。ゲストの市川猿之助は悶えつつ「高尚なものを見せていただいている感じ。哲学があるんじゃないかってくらい」とコメント。陣内智則も「ジュニアさんの世界観も出てるし、永野の世界観もあって相性がいい」と絶賛。「ちょっとオノ・ヨーコに見えたもんね」。確かに!


『エール』

木曜日が最終回ということに意表をつかれたけど、終わってみれば全編しっかりしたいい朝ドラだった。そして金曜日は特別編で、NHKホールからドラマ出演者たちが古関裕而の名曲を歌う試み。とても楽しい。わずか15分では全然足りないので1時間SPくらいでやってほしかった。

その中でインパクトがあったのは、本編では歌う機会がなかった「岩城さん」こと吉原光夫のド迫力の歌声。このためにキャスティングされたんじゃないかと思うほど。

今日観たい番組:『魔改造の夜』第2弾など

『99人の壁』(フジ)はお菓子SP。

『魔改造の夜』(BSプレミアム)第2弾。「お掃除ロボットを魔改造して走り幅跳び、どれだけ遠くに飛ばせるか」「太鼓をたたくクマのおもちゃを魔改造しての瓦割り、何枚割れるか」。

『出川・爆問田中・岡村のスモール3』(フジ)に 市川猿之助、大泉洋、四千頭身・ 後藤、霜降り明星、フワちゃん、松任谷正隆、松任谷由実。

『SWITCHインタビュー 達人達』(Eテレ)は「鈴木敏夫×津野海太郎」。

『勇者ああああ』(テレ東)は ワタリ119、別府ともひこ、ロッシーで「完全爆弾解除マニュアル」。

『ゴッドタン』(テレ東)はヒコロヒー、ラランドサーヤ、パーパーほしの、蛙亭岩倉らで「マジ歌ルーキーSP」。

『人生最高レストラン』(TBS)に市川猿之助。

『ETV特集』(Eテレ)「転生する三島由紀夫」。



  • 【連載】きのうのテレビ(てれびのスキマ)

    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。

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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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