ヒコロヒーとみなみかわ流「団地芸人」。『アメトーーク!』では観られないおもしろさ(てれびのスキマ)


昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、てれびのスキマによる2020年のテレビ鑑賞記録。


『ロンハー』には「吉本を変える」マネージャーが

ヒコロヒー、みなみかわによるYouTube配信『小川のせせらぎTV』。今週放送される『アメトーーク!』の「団地芸人」に“団地階段チャレンジ”でざわつかせたチキチキジョニー岩見が出ていないということで、その岩見としゃもじ・しゅうごパークを招いて、『せせらぎ』流の「団地芸人」をいち早く配信。岩見「ヒコロヒーとみなみかわは神輿を担ぎたいだけ!」。

「(野良)猫がいなくなったら犬が増えるんだねー」とか『アメトーーク!』ではおそらく出てこないであろう種類の「団地あるある」満載で最高だった。

『ロンドンハーツ』各芸人のマネージャーによる「芸人取扱説明書」。吉本のマネージャーの芸人に寄り添ったケアに「吉本も強制労働所じゃなくなったんだね」と有吉。マネージャーに対し母親のように甘える草薙には「プッツン女優か!」といつもながら冴えまくるツッコミ。草薙は手足の毛が濃いのがコンプレックスで裸を見られるのがイヤだそう。「ずっと子供のころからなんで! 嫌なんです! 芸人としてはよくないですけど!」と声を荒らげる。そうなるとよけいに裸にさせる流れになりがちなところ、その空気をすぐに察し、草薙は「無理やり脱がせるのは時代にそぐわない」とすかさず牽制。

ミルクボーイの萬代マネージャーは、インタビューに答えている横で初耳の情報などを入力していき、それを時系列にまとめて、ネタの初出しなどの情報が間違っていないかを把握しておくためのミルクボーイマニュアルを作成しているという。その有能っぷりに、亮の収録見学メモには「萬代マネージャーが吉本変える!」。

『あちこちオードリー』ゲストは麒麟・川島と市川紗椰。2007年に『ホームレス中学生』がベストセラーになったことで麒麟・田村が「じゃないほう芸人」扱いから脱却してタレント業が急増し、漫才がしっかり作れないまま出場した『M-1』で準決勝敗退。敗者復活戦でも手応えがなく、せめて中継が来たときに盛り上げなきゃいけないと「ちょっと間違ったスタンス」で「僕らM-1の申し子なんですよ!」「自分で言うな」などと盛り上げた。その横を「若林がすっごい怖い顔で通っていった」。

若林本人は「緊張していただけ」と否定するが、川島は「本当に鳥肌立って。漫才と真剣に向き合ってるヤツからしたら俺らはこんな目で見られてんねや。自分がバカに見えた」と『M-1』に出るのをやめようと思ったという。「自分が1回漫才を裏切ったなって気持ちがあった」。

ほかにも『M-1』初出場(2年目の22歳のとき!)の衝撃が強過ぎたたため、その翌年が一番つらかったという話や、盟友・千鳥と仲よくなったのは千鳥が東京に来てからという意外な話、市川紗椰の『SASUKE』の見方などなど興味深い話連発。ワイドショーで興味がないからコメントのしようがなかったという話に、若林「興味って捏造できないですよね」。

今日観たい番組:フワちゃん出演「ネットニュースに載るまで帰れません」など

『水曜日のダウンタウン』2時間SP(TBS)は「SNS投稿をバズらせてネットニュースに載るまで帰れません」「団長vs春日 我慢頂上決戦」など。

『有吉の壁』(日テレ)は「アスレチック遊園地で笑わせろ」と「カーベーイーツ選手権」。

『バナナサンド』(TBS)にアンガールズ。

『お願い!ランキング』(テレ朝)「太田伯山」にチョコレートプラネット。

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    毎夜ライフワークとしてテレビを観つづけ、テレビに関する著書やコラムを多数執筆する、てれびのスキマによる連載。昨日観た番組とそこで得た気づき、今日観たい番組などを毎日更新で綴る、2020年のテレビ鑑賞記録。
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てれびのスキマ

1978年生まれ。ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)、『笑福亭鶴瓶論』(新潮社)、『全部やれ。日本テレビ えげつない勝ち方』(文藝春秋)など。

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