サンドウィッチマン、笑いで震災の風化を防ぐ“東北魂”

2020.3.11
サンドウィッチマン

写真=『サンドウィッチマンの東北魂 あの日、そしてこれから』より


ニッポン放送をキーステーションに、全国14局で放送されているラジオ番組『サンドウィッチマンの東北魂』(ニッポン放送は毎週日曜17時30分〜17時40分)。

同番組を訪れたさまざまなゲストとのトークを書籍化した『サンドウィッチマンの東北魂 あの日、そしてこれから』(扶桑社)が、3月1日に刊行された。

2011年3月11日、宮城県気仙沼市でのテレビ番組のロケ中に東日本大震災が発生し、自身も被災を経験したサンドウィッチマン。番組が始まったのはその年の7月から。生粋の“東北魂”と本音の“トーク魂”を賭けて、時に真剣なトーンで、時に笑いをまじえて東北の現状や被災者のメッセージを伝えてきた。“笑いで東日本大震災を風化させるな!”を合言葉に、ふたりの絶妙な“間”が生み出してきた笑いのエッセンスが本書にも詰まっている。

本書に収録されているのは、渡辺謙や間寛平、パンサー尾形貴弘といったタレントのほか、“野糞”の専門家の伊沢正名氏、過酷な修行を積んで「大阿闍梨」の称号を得た住職の塩沼亮潤氏、そして震災復興のシンボル「奇跡の一本松」の修復を手がけた加藤徳次郎氏といった21名のゲストとの対話だ。

サンドウィッチマンのふたりがさまざまな分野で活躍するゲストの話に感銘を受けたり、ユニークなエピソードに爆笑したりといった印象的な場面がピックアップされている。

『サンドウィッチマンの東北魂 あの日、そしてこれから』

『サンドウィッチマンの東北魂 あの日、そしてこれから』

【CONTENTS】
・chapter1「寄り添う」
西村由紀江/ドリアン助川/間 寛平/松尾雄治
・chapter2「つなげる」
渡辺 謙/シェルパ斉藤/青山 潤/大小島真木
・chapter3「考える」
志村季世恵/生田よしかつ/石田秀輝/竹内順平/伊沢正名
・chapter4「忘れない」
加藤徳次郎/林家たい平/塩沼亮潤/尾形貴弘(パンサー)
・chapter5「“非真面目”に生きる」
坪井伸吾/高部正樹/高江洲敦/松尾清晴

発行:扶桑社
発売日:2020年3月1日
定価:1,300円(税別)

この記事の画像(全2枚)




この記事が掲載されているカテゴリ

QJWebはほぼ毎日更新
新着・人気記事をお知らせします。