蒼井翔太が大槌駅のイメージキャラクター「大槌カイ」役に決定 短編動画を今秋公開予定
声優の蒼井翔太が、大槌駅(岩手県大槌町)のイメージキャラクター「大槌カイ」役に決定。キャラクターボイスを担当する。
キャラクターデザインは『薄桜鬼』シリーズのカズキヨネが担当
大槌カイは、岩手県大槌町をPRするアニメーション短編動画プロジェクトのイメージキャラクターだ。三陸沿岸に位置する大槌町は、東日本大震災で甚大な津波被害を受けた地域。大槌町はこのプロジェクトで、町内の商工・観光・宿泊・飲食・小売などの商業者と連携しながら、エンターテインメントコンテンツの持続的取り組みを行っていく考えだという。
蒼井がキャラクターボイスを担当する大槌カイは、大槌生まれ・大槌育ちの25歳の青年で、「カイ」という名前は、「子供のころ、大好きな父が浪板海岸で『この海が大好きで、お前の名前に決めたんだ』と教えてくれた」もの。中学3年生のときに、東日本大震災の津波で家が流されて父は行方不明となり、大好きだった海に父を奪われたカイは町や海が嫌いになり、色々と悩んだが、その結果、やはり大槌のために働きたいと考えるようになる──というキャラクターだ。キャラクターデザインは、『薄桜鬼』シリーズなどで知られるイラストレーターのカズキヨネが担当している。
蒼井は、大槌カイ役への抜擢について、
「2011年3月11日の東日本大震災の事も、10年経った今でも、まだまだつい最近のことのように思い出します。カイ自身も、その大きな震災に深く関わりがあり、悩み、葛藤し、それでも……大好きな故郷、大好きな人たちのために、そして、自分のためにも……。そんな大きなテーマの重なる人物なので、精一杯、力の限り務めていきたいと思ってます! とても未来に希望が出来るような作品になるように、演じたいと思います!」
と、コメント。動画は秋の公開を目指している。