秋元康らによる“女優育成プロジェクト”が発掘した10人の原石『私が女優になる日_』

2021.3.25

(C)TBS
文=森野広明 編集=田島太陽


2020年12月に発足された「TBSスター育成プロジェクト『私が女優になる日_』」の最終審査が行われ、合格者が発表された。

同プロジェクトは、幅広い世代に人気の俳優、タレントが所属する「田辺エージェンシー」と、幅広い分野でさまざまなエンターテインメントを輩出した秋元康氏がタッグを結成。主催となるTBSからも人気ドラマ『半沢直樹』『MIU404』『私の家政夫ナギサさん』『テセウスの船』『恋はつづくよどこまでも』など、数々のヒット作を手がけてきたドラマ制作陣が参画してメンバーを選出している。


“ドラマのTBS”が新たな女優の原石を発掘する

全国の10代女性を対象に行われたオーディションの参加者は約9000人。今年1月から1次の書類審査、2次のリモート面接を重ね、対面面接となった3次審査に残ったのは41名の少女たち。

多くが演技未経験ながら、TBSドラマのワンシーンを参加者同士が演じる演技審査では、総合プロデューサーである秋元氏をはじめ、審査に参加したTBSドラマの制作陣が感心する場面も見られたという。

日本のエンターテイメントの未来に向けた育成計画

(前列左から)秋元康氏、高橋七海さん(16)、伊藤美優さん(18)、岡田里穗さん(18)、飯沼愛さん(17)、武山瑠香さん(14)、三浦涼菜さん(17)、佐々木卓氏(TBSテレビ代表取締役社長)、(後列左から)赤穂華さん(15)、高倉萌香さん(19)、渋谷風花さん(18)、乾らいむさん(18)、出口真帆さん(13)、肱岡加那美さん(18)(C)TBS

秋元氏が「今回、こういう人材がほしいという先入観なしに臨めたことが、今まで審査をしてきたオーディションとは違いました。どなたの表情も緊張はしていたものの、とても初々しかったです。ひとり一人、女優の原石として、どんな風に磨かれていくのかとても楽しみです」と総評した合格者は、青森から福岡まで全国各地から集まった12人。最年少は13歳だった。

その中から、今後の活動ついて協議を重ねたのち10名が最終的なプロジェクトメンバーに決定。4月17日(土)にスタートする演技バトル番組『私が女優になる日_』に出演し、彼女たちのために書き下ろされる青春群像ドラマへの出演を目指していく。

TBSがこれだけ大規模なオーディションを開催するのは、70年の歴史で初めてのことだと、TBSテレビ代表取締役社長の佐々木卓氏。

「このプロジェクトの大きな目標としては、いちTBSだけではなく、テレビ界の大スターになって欲しいと思っています。テレビの持っている力を存分に見せられるようなスターに、さらにいえば、日本だけでなく、世界に羽ばたく女優になってくれることを期待しています」と全社をあげて盛り上げていきたいと語った。メンバーの育成期間中はプロジェクトがサポート、活躍の場を検討するなど長期的にマルチな活動の場を模索していくという。

彼女たちはまだ、女優への切符を手にしたばかり。これからたくさんの魅力を引き出されて、日本のエンターテインメントを支える未来の大女優が生まれていくことを期待したい。


プロジェクトメンバープロフィールと、合格発表時のコメント(※50音順)

赤穂 華(あこう・はな)

赤穂 華(あこう・はな)
15歳、兵庫県出身、憧れの女優は長澤まさみ
「この3カ月くらいずっと緊張してたのでホッとしました。ちょっと前のドラマですが『プロポーズ大作戦』が大好きなので、私も長澤まさみさんのような女優さんになりたいです」

飯沼 愛(いいぬま・あい)

飯沼 愛(いいぬま・あい)
17歳、香川県出身、憧れの女優は橋本環奈、上白石萌音
「正直、自信がなかったんですけど、まわりのサポートがあったからこそここに立てていると思うので、感謝の気持ちを忘れずに精一杯がんばっていきたいです」

岡田里穗(おかだ・りほ)

岡田里穗(おかだ・りほ)
18歳、東京都出身、憧れの女優は蒔田彩珠
「私は自分を成長させたくてこのオーディションに参加したんですけど、まさか選んでいただけると思ってなかったので、本当に嬉しいです。まだ不安や焦りでいっぱいですけど、いつか自分みたいな人を救えるような女優さんになりたいです」

渋谷風花(しぶたに・ふうか)

渋谷風花(しぶたに・ふうか)
18歳、青森県出身、憧れの女優は多部未華子
「選んでいただいてありがとうございます。毎日ドキドキして夜が眠れなかったです。青森出身なので方言は直して行きたいと思ってるんですけど、なかなか直らないです……」

高倉萌香(たかくら・もえか)

高倉萌香(たかくら・もえか)
19歳、新潟県出身、憧れの女優は広瀬すず、森七菜。
「これ(合格)は嘘ですか? これから自分らしく、ナチュラルな演技ができるような女優さんになりたいなと思っています」

高橋七海(たかはし・ななみ)

高橋七海(たかはし・ななみ)16歳、宮城県出身、憧れの女優は飯豊まりえ。
「演技も未経験で、とても緊張しているんですけど、選んでいただいたからには自分らしさを忘れずに、楽しんでがんばりたいです。誰かを元気付けられるような女優さんになりたいので、これからも精進していきます」

武山瑠香(たけやま・るか)

武山瑠香(たけやま・るか)
14歳、東京都出身、憧れの女優は米倉涼子
「今、全身が震えてます。『こんな私でいいんですか?』ってすごい思ってるんですけど、選んでいただけたからには、武山瑠香にこういう役をやらせたいと思っていただけるような女優さんになりたいので、がんばります」

出口真帆(でぐち・まほ)

出口真帆(でぐち・まほ)
13歳、福岡県出身、憧れの女優は小松菜奈
「審査が終わった後にホッとして涙が出たくらい緊張してたんですけど、いまめちゃめちゃうれしいです。今日はいままでがんばってきたぶんを全部出し切ろうと思って、楽しんでやれました」

肱岡加那美(ひじおか・かなみ)

肱岡加那美(ひじおか・かなみ)
18歳、岐阜県出身、憧れの女優は小松菜奈、石原さとみ
「素敵な方々がみんな呼ばれてて、自分は呼ばれないだろうなと思っていたので本当に本当にありがとうございます。愛される女優さんになるために、今日からまたスタートだと思って精一杯がんばります」

三浦涼菜(みうら・すずな)

三浦涼菜(みうら・すずな)
17歳、福岡県出身、憧れの女優は森七菜、吉高由里子
「すごくうれしいです。ジャンルを問わずにたくさんの作品に出られる女優さんになりたいです」


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森野広明

(もりの・ひろあき)1980年生まれ。ライター、編集者、動画編集者。主に、『週刊SPA!』『TV Bros.』『サイゾー』などに執筆。ものまねウォッチャー。

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