バカ強いホークスに負けない!<2020年最強文芸ベストテン>読んだ本の中から強いスタメンを組んでみた

2020.12.6
豊崎由美ベスト

文=豊崎由美 編集=アライユキコ


今シーズンの福岡ソフトバンクホークスは強かった。ひょっとすると、V9を達成したころの川上監督率いる東京読売ジャイアンツくらい強かったのではないか。いや、王や長嶋のような国民的スター選手を欠いていると考えれば、今年のホークスの強さのほうが本物とすらいえるのではないか。そのくらい10月怒濤の22勝4敗と11月に開催された日本シリーズの快進撃は記憶に残るものでした。

千賀滉大(ピッチャー)
1番 周東佑京(セカンド)
2番 中村晃(ファースト)
3番 柳田悠岐(センター)
4番 ジュリスベル・グラシアル(レフト)
5番 栗原陵矢(ライト)
6番 アルフレド・デスパイネ(DH)
7番 牧原大成(ショート)
8番 松田宣浩(サード)
9番 甲斐拓也(キャッチャー)

というわけで、文芸バカのトヨザキは考えたわけです。今年、自分が読んだ本の中から10作品を選んで、ホークスに負けないくらい強いスタメンを組んでみようと。でもって、「いーや、私のベストテンは違う」と、読者の皆さんもツイッターやフェイスブックでご自身のベストテンを発表してくれたらうれしいなあと。

<2020年最強文芸ベストテン>
・『おおきな森』古川日出男/講談社(ピッチャー)
・1番 『ピエタとトランジ』藤野可織/講談社(セカンド)
・2番 『十二月の十日』ジョージ・ソーンダーズ 著、岸本佐知子 訳/河出書房新社(ショート)
・3番 『ホテル・アルカディア』石川宗生/集英社(レフト)
・4番 『友だち』シーグリッド・ヌーネス 著、村松潔 訳/新潮社(ファースト)
・5番 『言語の七番目の機能』ローラン・ビネ 著、高橋啓 訳/東京創元社(キャッチャー)
・6番 『サピエンス前戯』木下古栗/河出書房新社(DH)
・7番 『バグダードのフランケンシュタイン』アフマド・サアダーウィー 著、柳谷あゆみ 訳/集英社(センター)
・8番 『アコーディオン弾きの息子』ベルナルド・アチャガ 著、金子奈美 訳/新潮社(サード)
・9番 『かか』宇佐見りん/河出書房新社(ライト)

*この連載ですでに取り上げた、遠野遥『破局』江國香織『去年の雪』は紹介が重複するので泣く泣くベストテンからは外しました。

どーよっ。重厚感と軽妙感、笑い、技巧すべてを兼ね備えた、なかなかの世界連合軍になってやいませんか。います! というわけで、以下選抜理由を簡単なあらすじと共に述べて参りますが、今回は10作品の紹介だから長いよー。お覚悟召されよ。

2020年ホークスに負けない最強文芸ベストテン


この記事の画像(全10枚)


関連記事

この記事が掲載されているカテゴリ

Written by

豊崎由美

(とよざき・ゆみ) ライター、書評家。『週刊新潮』『中日(東京)新聞』『DIME』などで書評を多数掲載。主な著書に『勝てる読書』(河出書房新社)、『ニッポンの書評』(光文社新書)、『ガタスタ屋の矜持 場外乱闘篇』(本の雑誌社)、『文学賞メッタ斬り!』シリーズ&『村上春樹「騎士団長殺し」メッタ斬り!』..

QJWeb今月の執筆陣

酔いどれ燻し銀コラムが話題

お笑い芸人

薄幸(納言)

「金借り」哲学を説くピン芸人

お笑い芸人

岡野陽一

“ラジオ変態”の女子高生

タレント・女優

奥森皐月

ドイツ公共テレビプロデューサー

翻訳・通訳・よろず物書き業

マライ・メントライン

毎日更新「きのうのテレビ」

テレビっ子ライター

てれびのスキマ

7ORDER/FLATLAND

アーティスト・モデル

森⽥美勇⼈

ケモノバカ一代

ライター・書評家

豊崎由美

VTuber記事を連載中

道民ライター

たまごまご

ホフディランのボーカルであり、カレーマニア

ミュージシャン

小宮山雄飛

俳優の魅力に迫る「告白的男優論」

ライター、ノベライザー、映画批評家

相田冬二

お笑い・音楽・ドラマの「感想」連載

ブロガー

かんそう

若手コント職人

お笑い芸人

加賀 翔(かが屋)

『キングオブコント2021』ファイナリスト

お笑い芸人

林田洋平(ザ・マミィ)

2023年に解散予定

"楽器を持たないパンクバンド"

セントチヒロ・チッチ(BiSH)

ドラマやバラエティでも活躍する“げんじぶ”メンバー

ボーカルダンスグループ

長野凌大(原因は自分にある。)

「お笑いクイズランド」連載中

お笑い芸人

仲嶺 巧(三日月マンハッタン)

“永遠に中学生”エビ中メンバー

アイドル

中山莉子(私立恵比寿中学)
ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん(ランジャタイ国崎和也)
竹中夏海
でか美ちゃん
藤津亮太